資料編
（検挙事例関連）
主な検挙事例一覧
● フィッシングを手口とする電子計算機使用詐欺等事件被疑者の検挙
無職の少年（17 歳）は、令和５年 12 月、ゲームアカウント売買サイトの入
力画面を模したフィッシング画面を用い、他人の識別符号を不正取得した後、
同識別符号を用いて不正アクセスした上、自身との虚偽の取引を成立させるこ
とで財産上不法の利益を得た。令和６年６月、同少年を不正アクセス禁止法違
反及び電子計算機使用詐欺罪で逮捕した。（警視庁）
● クレジットカード情報等の不正提供事件被疑者の検挙
無職の男（20 歳）は、令和５年８月、不正入手した他人名義のクレジット
カード情報や EC サイトの識別符号を、匿名性の高いアプリケーションソフト
を利用して有償で他人に提供した。令和６年３月までに、同男を割賦販売法違
反及び不正アクセス禁止法違反で逮捕した。（北海道）
● 生成 AI を悪用した不正プログラム作成事件被疑者の検挙
無職の男（25 歳）は、令和５年３月、生成 AI を利用し、人が電子計算機で
実行した際、ファイルのデータを上書きして破壊する機能を有する不正プログ
ラムを作成した。令和６年５月、同男を不正指令電磁的記録作成罪で逮捕した。
（警視庁）
● 暗号資産窃取を目的とする不正プログラム供用事件被疑者の検挙
会社員の男（30 歳）は、令和４年４月から５月にかけ、氏名不詳者と共謀
し、他人の暗号資産を不正に入手する目的で、実行者の意図に基づかず暗号資
産の取引に必要な認証情報等を取得する機能を有する不正プログラムを、暗号
資産の自動取引ツールであると偽って他人にダウンロードさせた上、同プログ
ラムを実行の用に供した。令和６年１月、同男を不正指令電磁的記録供用罪で
逮捕した。（千葉）
● 暗号資産交換業の無登録営業事件被疑者の検挙
高校生の少年（18 歳）は、SNS 上で暗号資産の売買を広告し、令和５年７
月から同年９月にかけ、内閣総理大臣の登録を受けることなく、業として暗号
資産と現金等の売買を行った。令和６年３月、同少年を資金決済法違反で検挙
した。（警視庁）
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