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資料1ー4 一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会 御提出資料 (44 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/250314/medical02_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護 ワーキング・グループ(第2回 3/14)《内閣府》
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処置拡大優先度:A

経口補水剤

薬剤師は使用できる薬剤
処置ができないことによる
現場での困りごと
現在の救急救命処には50%糖液の
静脈注射が特定行為として認められて
いる一方で糖質輸液剤については明記
されておらず使用できないため困って
いる。
病院では低血糖患者に対して50%
糖液静脈投与後の糖質輸液剤が標準
的な治療として使用されている。その後
は5%から10%グルコース輸液を搬送
中に継続して静脈内投与することで、
血糖値上昇を維持させ、患者の意識回
復や症状の改善を図るとされている1)。
出典の記載のとおり5%から10%グル
コース輸液を行う処置は、特に意識障
害や昏睡状態に陥った患者において非
常に効果的である。

具体的事例
低血糖性昏睡 日本内科学会誌
105:683~689,2016

80代の女性が食事を摂らずに薬を服
用し、低血糖で意識を失い救急要請。
救急隊が到着しても意識が回復せず、
搬送中も危険な状態が続いた。病院到
着後にグルコース輸液が投与されて症
状が改善したが、病院救急救命士はこ
の処置ができず、医師の負担が増した。
迅速な糖質輸液剤投与が救急救命士
でも可能となれば、医師や看護師の業
務負担も分散され、より医師のタスクシ
フトがなされることとなる。
低血糖による意識障害は救急搬送患
者の約1%に見られ1】 特に糖尿病患
者や高齢者に多く重症低血糖の頻度
は0.8%から0.9%と報告されている1】
1)島津 章ら日本内科学会雑誌第105巻第4号

使用症例数および実施への課題等
救急救助の現況令和5年度版
グルコース輸液を用いた低血糖発作
の治療は、意識回復と脳保護において
非常に効果的である
総務省の報告によれば我が国の低血
糖が疑われる意識障害は77672件だが
50%糖液を投与したのはわずか9816
件であった。また低血糖昏睡は救急
搬送患者の約1%に見られ1 特に糖尿
病患者や高齢者に多く、重症低血糖
の頻度は0.8%から0.9%と報告されて
いる2 )。
したがって1年間の救急搬送件数から
みて7万件前後の患者が糖液投与の対
象となると考えられる。現在は10%以下
しか行われいない。
2):救急救助の現況令和5年度版p45を参照