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資料1ー4 一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会 御提出資料 (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/250314/medical02_agenda.html |
出典情報 | 規制改革推進会議 健康・医療・介護 ワーキング・グループ(第2回 3/14)《内閣府》 |
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12 サルタノール 気管支喘息吸入剤
処置拡大優先度:A
本人および家族が使用できる薬剤
処置ができないことによる
現場での困りごと
サルタノールは気管支拡張薬で、喘
息発作や気管支痙攣を迅速に緩和す
る薬剤。これを救急現場で使用できな
いので搬送時に呼吸困難が悪化し心
停止となるものが年間1500人程度い
て困っている。喘息患者は全国で700
万人とも言われている
サルタノールは速効性の気管支拡張薬
で、救急救命士が投与できないと、患
者は搬送中に呼吸困難が進行し最悪
死亡することもある。
酸素投与は喘息発作時の補助的な処
置として有効だが、そもそも気道が狭
窄した状態では効果が限られている。
日本においても、救急搬送された喘息患者
の約30%が重篤な呼吸困難を伴っている
具体的事例
使用症例数推定
厚生労働省統計では1500人
40代男性が仕事中に突然の喘息発
作を起こし、呼吸困難を訴えながら救
急車を要請。患者は以前から喘息の診
断を受けており、日常的にサルタノール
吸入器を使用していたが、この日は吸
入器を手元に持っていなかった。救急
隊が到着した時点で、患者は会話が困
難になるほどの呼吸困難に陥っており、
酸素飽和度も低下していた。救急隊は
酸素投与を開始したが、気道狭窄が著
しかった。医療機関到着時には意識レ
ベルの低下が見られ、急遽気管挿管が
行われた。医師からは、「現場でサルタ
ノールを吸入できていれば、ここまで悪
化せずに済んだ可能性が高いとのこと
1)気管支喘息の疫学
2)気管支喘息のUp-date
搬送中の喘息死の頻度については厚生労
働省統計では2019年には1500人以下と
なった。
特に60歳以上の高齢者が年齢とともに急激
な喘息死亡率の上昇がみられる。未だに年
間1500人を超える喘息死があり、在宅死や
搬送途中の死亡で、発作出現後の治療の遅
れに起因するものが多い。
サルタノールは、β2受容体作動薬として
気管支を迅速に拡張し即座に改善すること
が知られている。研究によれば、サルタノー
ルの吸入は5~10分以内に気道を拡張し、
呼吸を改善し喘息死を予防する効果がある。
国際的な喘息治療ガイドライン(GINAガイ
ドライン)でも、救急現場でのサルタノール早
期使用が推奨されている。
3)国際的喘息治療GINAガイドライン
日本内科学会雑誌 108 巻 6 号1119~1127
処置拡大優先度:A
本人および家族が使用できる薬剤
処置ができないことによる
現場での困りごと
サルタノールは気管支拡張薬で、喘
息発作や気管支痙攣を迅速に緩和す
る薬剤。これを救急現場で使用できな
いので搬送時に呼吸困難が悪化し心
停止となるものが年間1500人程度い
て困っている。喘息患者は全国で700
万人とも言われている
サルタノールは速効性の気管支拡張薬
で、救急救命士が投与できないと、患
者は搬送中に呼吸困難が進行し最悪
死亡することもある。
酸素投与は喘息発作時の補助的な処
置として有効だが、そもそも気道が狭
窄した状態では効果が限られている。
日本においても、救急搬送された喘息患者
の約30%が重篤な呼吸困難を伴っている
具体的事例
使用症例数推定
厚生労働省統計では1500人
40代男性が仕事中に突然の喘息発
作を起こし、呼吸困難を訴えながら救
急車を要請。患者は以前から喘息の診
断を受けており、日常的にサルタノール
吸入器を使用していたが、この日は吸
入器を手元に持っていなかった。救急
隊が到着した時点で、患者は会話が困
難になるほどの呼吸困難に陥っており、
酸素飽和度も低下していた。救急隊は
酸素投与を開始したが、気道狭窄が著
しかった。医療機関到着時には意識レ
ベルの低下が見られ、急遽気管挿管が
行われた。医師からは、「現場でサルタ
ノールを吸入できていれば、ここまで悪
化せずに済んだ可能性が高いとのこと
1)気管支喘息の疫学
2)気管支喘息のUp-date
搬送中の喘息死の頻度については厚生労
働省統計では2019年には1500人以下と
なった。
特に60歳以上の高齢者が年齢とともに急激
な喘息死亡率の上昇がみられる。未だに年
間1500人を超える喘息死があり、在宅死や
搬送途中の死亡で、発作出現後の治療の遅
れに起因するものが多い。
サルタノールは、β2受容体作動薬として
気管支を迅速に拡張し即座に改善すること
が知られている。研究によれば、サルタノー
ルの吸入は5~10分以内に気道を拡張し、
呼吸を改善し喘息死を予防する効果がある。
国際的な喘息治療ガイドライン(GINAガイ
ドライン)でも、救急現場でのサルタノール早
期使用が推奨されている。
3)国際的喘息治療GINAガイドライン
日本内科学会雑誌 108 巻 6 号1119~1127