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医療政策会議報告書 (31 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/010622.html
出典情報 医療政策会議報告書 公表(4/20)《日本医師会》
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第 3 章:日本の医療政策、そのベクトルをパンデミックの渦中に考える

ていく必要があるのだろう。そうして国民全般との信頼

医療制度は内生的であろうとする力学に抗うかのよう

関係を築いていきながら、新たな財源調達の道を論じて

な追加財源の調達は、この国ではどれほど難しいことで

いく必要がある。2018 年に出された「2040 年を見据えた

あっても、実現していかなければならない課題である。

社会保障の将来見通し(議論の素材)

(図表 7)が示す

医療・介護の関係者たちと共に今の時代に見合う世の中

ように、GDP 比でみれば公的年金の給付費は今後低下し

への財源調達の説得のあり方、できれば支払い側に少し

ていくのに対して、公的医療・介護給付費の対 GDP 比

でも納得してもらえる方法を考えていく――今はそれが

は増える。医療・介護の財源はやはりどうしても追加的

医療・介護をとりまく政策のなかで最もと言って良いく

に必要となってくる。

らいに大切なテーマであるように思える。

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