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資料1-2-2診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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リ)、グラチラマー酢酸塩(コパキソン)がある。MS の再発を促進する因子として知られるストレス、過労、感
染症などを回避するよう患者の指導に努めることも重要で、フマル酸ジメチル、シポニモド、オファツムマブ
がある。NMOSDの再発予防に認可されている治療薬としてエクリズマブ、サトラリズマブ、イネビリズマブ
がある。MS、NMOSD の急性期、慢性期には種々の対症療法が必要となる。リハビリテーションは多発性硬
化症の回復期から慢性期にかけての極めて重要な治療法である。

5.予後
MS は若年成人を侵し再発寛解を繰り返して経過が長期にわたる。視神経や脊髄、小脳に比較的強い障
害が残り、ADL が著しく低下する症例が少なからず存在する。NMOSD では、より重度の視神経、脊髄の障
害を起こすことが多い。
○ 要件の判定に必要な事項
1.患者数(平成 24 令和元年度医療受給者証保持者数)
17,07319,978 人
2.発病の機構
不明(自己免疫機序を介した炎症により脱髄が起こると考えられている。)
3.効果的な治療方法
未確立(根治療法なし。)
4.長期の療養
必要(再発寛解を繰り返し慢性の経過をとる。)
5.診断基準
あり(現行の特定疾患治療研究事業の診断基準から 2014 年版へ変更)
あり
6.重症度分類
総合障害度(EDSS)に関する評価基準を用いて EDSS4.5 以上、又は視覚の重症度分類において II 度、III
度、IV 度の者を対象とする。
○ 情報提供元
「神経免疫疾患のエビデンスに基づく神経免疫疾患の早期診断基準・重症度分類・治療アルゴリズムの確立研
究班」ガイドラインの妥当性と患者 QOL の検証」班
研究代表者 金沢医科大学医学部千葉大学大学院医学研究院 脳神経内科学 教授 松井真桑原 聡
研究分担者 九州大学大学院医学研究院東北医科薬科大学医学部 老年神経内科学分野 教授 吉良潤一
中島一郎
○ 付属資料
診断基準
重症度基準

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