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資料1-2-2診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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2.指定難病の対象範囲について
ライソゾーム病のうち以下のものを対象とする。
(1) ゴーシェ(Gaucher)病
(2) ニーマン・ピック(Niemann-Pick)病A型、B型/
酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症
(Acid sphingomyelinase deficiency: ASMD)
(3) ニーマン・ピック病C型
(4) GM1ガングリオシドーシス
(5) GM2ガングリオシドーシス
(6) クラッベ(Krabbe)病
テイ・サックス(Tay-Sachs)病、サンドホフ
(Sandhoff)病、AB型
(7) 異染性白質ジストロフィー
(8) マルチプルサルファターゼ欠損症
(9) ファーバー(Farber)病
(10) ムコ多糖症I型
(ハーラー/シェイエ(Hurler/Scheie)症候群)
(11) ムコ多糖症II型
(12) ムコ多糖症III型
(ハンター(Hunter)症候群)
(13) ムコ多糖症IV型
(サンフィリポ(Sanfilippo)症候群)
(14) ムコ多糖症VI型
(モルキオ(Morquio)症候群)
(15) ムコ多糖症VII型
(マロトー・ラミー(Maroteaux-Lamy)症候群)
(16) ムコ多糖症IX型
(スライ(Sly)病)
(ヒアルロニダーゼ欠損症)
(17) シアリドーシス
(18) ガラクトシアリドーシス
(19) ムコリピドーシスII型、III型
(20) α-マンノシドーシス
(21) β-マンノシドーシス
(22) フコシドーシス
(23) アスパルチルグルコサミン尿症
(24) シンドラー(Schindler)病/神崎病
(25) ポンペ(Pompe)病
(26) 酸性リパーゼ欠損症
(27) ダノン(Danon)病
(28) 遊離シアル酸蓄積症
(29) セロイドリポフスチノーシス
(30) ファブリー(Fabry)病
(31) シスチン症
3.参考事項
症状
主なライソゾーム病には約31種類の疾患が含まれ、同一疾患でも病型によって症状は異なる。乳幼児期
発症のものが典型的であるが、成人発症例は変性疾患との鑑別が問題となる。特徴的な顔貌、骨変形など
はムコ多糖症によくみられるが、GM1ガングリオシドーシスやオリゴ糖鎖の蓄積症にもみられる。皮膚症状と
しては被角血管腫がファブリー病、ガラクトシアリドーシス、マンノシドーシス、シンドラー病/神崎病にみら
れる。肝脾腫はゴーシェ病、ニーマン・ピック病、GM1ガングリオシドーシス、ムコ多糖症などにみられる。
神経症状は乳幼児期発症例では精神運動発達遅滞、退行、痙攣、痙性麻痺などがみられ、成人発症例
では認知症、精神症状、痙性麻痺、パーキンソニズム、不随意運動、運動失調、神経原性筋萎縮などがみ
られる。
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ライソゾーム病のうち以下のものを対象とする。
(1) ゴーシェ(Gaucher)病
(2) ニーマン・ピック(Niemann-Pick)病A型、B型/
酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症
(Acid sphingomyelinase deficiency: ASMD)
(3) ニーマン・ピック病C型
(4) GM1ガングリオシドーシス
(5) GM2ガングリオシドーシス
(6) クラッベ(Krabbe)病
テイ・サックス(Tay-Sachs)病、サンドホフ
(Sandhoff)病、AB型
(7) 異染性白質ジストロフィー
(8) マルチプルサルファターゼ欠損症
(9) ファーバー(Farber)病
(10) ムコ多糖症I型
(ハーラー/シェイエ(Hurler/Scheie)症候群)
(11) ムコ多糖症II型
(12) ムコ多糖症III型
(ハンター(Hunter)症候群)
(13) ムコ多糖症IV型
(サンフィリポ(Sanfilippo)症候群)
(14) ムコ多糖症VI型
(モルキオ(Morquio)症候群)
(15) ムコ多糖症VII型
(マロトー・ラミー(Maroteaux-Lamy)症候群)
(16) ムコ多糖症IX型
(スライ(Sly)病)
(ヒアルロニダーゼ欠損症)
(17) シアリドーシス
(18) ガラクトシアリドーシス
(19) ムコリピドーシスII型、III型
(20) α-マンノシドーシス
(21) β-マンノシドーシス
(22) フコシドーシス
(23) アスパルチルグルコサミン尿症
(24) シンドラー(Schindler)病/神崎病
(25) ポンペ(Pompe)病
(26) 酸性リパーゼ欠損症
(27) ダノン(Danon)病
(28) 遊離シアル酸蓄積症
(29) セロイドリポフスチノーシス
(30) ファブリー(Fabry)病
(31) シスチン症
3.参考事項
症状
主なライソゾーム病には約31種類の疾患が含まれ、同一疾患でも病型によって症状は異なる。乳幼児期
発症のものが典型的であるが、成人発症例は変性疾患との鑑別が問題となる。特徴的な顔貌、骨変形など
はムコ多糖症によくみられるが、GM1ガングリオシドーシスやオリゴ糖鎖の蓄積症にもみられる。皮膚症状と
しては被角血管腫がファブリー病、ガラクトシアリドーシス、マンノシドーシス、シンドラー病/神崎病にみら
れる。肝脾腫はゴーシェ病、ニーマン・ピック病、GM1ガングリオシドーシス、ムコ多糖症などにみられる。
神経症状は乳幼児期発症例では精神運動発達遅滞、退行、痙攣、痙性麻痺などがみられ、成人発症例
では認知症、精神症状、痙性麻痺、パーキンソニズム、不随意運動、運動失調、神経原性筋萎縮などがみ
られる。
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