資料4 地域包括ケアシステムの更なる深化・推進について(第93回提出資料) (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25879.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護保険部会(第94回 5/30)《厚生労働省》 |
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令和3年度介護報酬改定に関する審議報告
(令和2年12月23日社会保障審議会介護給付費分科会)
【自立支援・重度化防止の取組の推進】
(介護保険制度におけるアウトカムの視点も含めた評価の在り方)
○ 今回の介護報酬改定でリハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養など多職種が連携した取組を推進することとしたが、その取組
の実施状況、効果等について、CHASE・VISIT 等も活用しながら検証し、更なる推進方策を検討していくべきである。
○ 平成30 年度介護報酬改定において、自立支援に向けた事業所へのインセンティブとしてADL 維持等加算が創設され、今回の介護
報酬改定ではこれを拡充することとしたが、引き続きクリームスキミングにより利用者のサービス利用に支障が出るなどの弊害が
生じていないかなどについて検証し、必要な対応を検討していくべきである。
○ リハビリテーションサービスについて、生活期のリハビリテーションは、心身機能、活動、参加のそれぞれにバランス良く働き
かけることが重要とされている一方、現時点でそのアウトカムに関する適切な評価方法が定まっていないことから、その具体的な
評価方法について、科学的な妥当性を前提としつつ、現場で活用されている評価方法も参考に、引き続き検討していくべきであ
る。また、その検討を踏まえて、通所リハビリテーションにおける、ストラクチャー、プロセス、アウトカム評価を組み合わせた
総合的な評価方法について、検討していくべきである。
○ 今回の介護報酬改定では褥瘡マネジメントや排せつ支援において新たにアウトカム評価を導入することとしたが、介護保険制度
におけるアウトカムの視点も含めた評価の在り方について、引き続き検討していくべきである。
(口腔、栄養)
○ 施設系サービスにおける口腔衛生管理、栄養ケア・マネジメントの取組の充実について、対応状況を把握し、その推進方策につ
いて、検討していくべきである。
(介護サービスの質の評価と科学的介護)
○ CHASE・VISIT を活用した計画の作成や事業所単位でのPDCA サイクルの推進、ケアの質の向上の取組について、取組状況を把
握し、更なる推進方策を検討していくべきである。特に、訪問系サービス等の今回の介護報酬改定で評価の対象とならないサービ
スや、居宅サービス全体のケアマネジメントにおけるCHASE・VISIT の活用を通じた質の評価の在り方等について、今後検討して
いくべきである。
(介護老人保健施設)
○ 介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援機能の評価の充実として、今回の介護報酬改定で訪問リハビリテーションの
実施等に対する評価を行うこととしたが、取組状況を把握し、在宅復帰・在宅療養支援機能の促進に向け、更に検討していくべき
である。
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