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参考資料6 母子保健等の最近の主な動き(令和4年6月~令和4年9月中旬) (12 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28090.html |
出典情報 | 成育医療等協議会(第9回 9/21)《厚生労働省》 |
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令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業
不妊治療中の方への里親・特別養子縁組の情報提供方法に関する研究
株式会社
キャンサースキャン
調査目的:
政府において、不妊治療については、経済的な支援のほかに、子どもを育てたいと
望 む 家 庭 に 対 し て 、里 親 制 度・特 別 養 子 縁 組 制 度( 以 下 、「 当 該 制 度 」と す る )に つ い
て 選 択 肢 の 一 つ と し て 情 報 提 供 を 行 う こ と と し て い る 。一 方 で 、不 妊 治 療 実 施 医 療 機 関
に お け る 、患 者 へ の 当 該 制 度 に 関 す る 情 報 提 供 の 実 施 は 、施 設 に よ っ て ば ら つ き が 大 き
い と 考 え ら れ る 。ま た 、不 妊 治 療 中 の 患 者 に と っ て は 、当 該 制 度 に 関 す る 話 題 は 非 常 に
デ リ ケ ー ト な も の で あ り 、そ の 情 報 提 供 は 慎 重 に 行 わ れ る 必 要 が あ る が 、そ の 方 法 な ど
に関する一定の知見もない。
本調査研究では、不妊治療実施医療機関における当該制度に関する情報提供の実施
実 態 を 把 握 す る と 共 に 、好 事 例 の 収 集 や 海 外 等 の 文 献 レ ビ ュ ー を 通 し て 、不 妊 治 療 実 施
医療機関における、当該制度についての望ましい情報提供のあり方を検討すると共に、
現 場 に お い て 活 用 頂 け る 情 報 提 供 の 手 引 き や 情 報 提 供 資 材 の 開 発 を 通 し て 、適 切 な 情 報
提供の促進につなげていくことを目的とする。
事業概要:
本調査研究は、実態把握等のための調査と、それらの調査結果を踏まえた、不妊治
療実施医療機関における当該制度に関する情報提供の促進に資する「情報提供の手引
き 」及 び「 情 報 提 供 資 材 」の 開 発 か ら な る 。事 業 の 推 進・検 討 に あ た っ て は 、当 該 制 度
に係る様々な立場の有識者による研究会を設置し、助言を得た。
l 実態把握のための調査:
Ø ヒアリング調査(不妊治療実施医療機関5か所を対象)
Ø 実 態 把 握 の た め の ア ン ケ ー ト 調 査 ( 不 妊 治 療 実 施 医 療 機 関 704 か 所 を 対 象 )
Ø インタビュー調査(当該制度を通して家族となった当事者 4 名を対象)
l 本調査研究で作成した成果物:
Ø
不妊治療中の方等への特別養子縁組制度・里親制度に関する情報提供の手引き
Ø
情報提供資材(ポスター及び情報提供リーフレット)
調査及び検討内容の整理と効果として期待される事がら:
調査から、不妊治療実施医療機関において当該制度に関する情報提供を行なってい
る 医 療 機 関 は 47.5% に と ど ま り 、 半 数 以 上 の 医 療 機 関 に お い て は 情 報 提 供 が 行 わ れ て
い な い こ と が 明 ら か と な っ た 。ま た 、情 報 提 供 を 実 施 し て い る 医 療 機 関 に お い て も 、そ
の 方 法 に は ば ら つ き が あ り 、す べ て の 患 者 に 情 報 を 得 る 機 会 が 確 保 さ れ て い る 訳 で は な
か っ た 。 79.6%の 医 療 機 関 が 「 患 者 に と っ て 必 要 な 情 報 提 供 で あ る 」 と 考 え る 一 方 で 、
「 医 療 者 の 情 報 ・ 知 識 が 足 り な い 」 ( 72.9%) 、 「 ど の よ う な 方 法 で 情 報 提 供 を す る こ
と が 適 切 か わ か ら な い 」 ( 65.9%) と い っ た こ と が 情 報 提 供 実 施 の 障 壁 と な っ て い た 。
こ う し た 調 査 結 果 を 踏 ま え 、情 報 提 供 を す る 上 で 医 療 者 に 必 要 な 知 識 /ノ ウ ハ ウ を わ
か り や す く 整 理 し た「 情 報 提 供 の 手 引 き 」と 、現 場 で そ の ま ま 活 用 で き る「 情 報 提 供 資
材 」を 作 成 し た 。こ れ ら の 成 果 物 が 、不 妊 治 療 に 携 わ る 医 療 者 に 活 用 さ れ る こ と で 、適
切 な タ イ ミ ン グ で 必 要 な 情 報 提 供 が 行 わ れ 、子 ど も を 育 て た い と 望 む 家 庭 に お い て 、も
う一つの子育ての選択肢として当該制度の認知の向上に繋がることが期待される。
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不妊治療中の方への里親・特別養子縁組の情報提供方法に関する研究
株式会社
キャンサースキャン
調査目的:
政府において、不妊治療については、経済的な支援のほかに、子どもを育てたいと
望 む 家 庭 に 対 し て 、里 親 制 度・特 別 養 子 縁 組 制 度( 以 下 、「 当 該 制 度 」と す る )に つ い
て 選 択 肢 の 一 つ と し て 情 報 提 供 を 行 う こ と と し て い る 。一 方 で 、不 妊 治 療 実 施 医 療 機 関
に お け る 、患 者 へ の 当 該 制 度 に 関 す る 情 報 提 供 の 実 施 は 、施 設 に よ っ て ば ら つ き が 大 き
い と 考 え ら れ る 。ま た 、不 妊 治 療 中 の 患 者 に と っ て は 、当 該 制 度 に 関 す る 話 題 は 非 常 に
デ リ ケ ー ト な も の で あ り 、そ の 情 報 提 供 は 慎 重 に 行 わ れ る 必 要 が あ る が 、そ の 方 法 な ど
に関する一定の知見もない。
本調査研究では、不妊治療実施医療機関における当該制度に関する情報提供の実施
実 態 を 把 握 す る と 共 に 、好 事 例 の 収 集 や 海 外 等 の 文 献 レ ビ ュ ー を 通 し て 、不 妊 治 療 実 施
医療機関における、当該制度についての望ましい情報提供のあり方を検討すると共に、
現 場 に お い て 活 用 頂 け る 情 報 提 供 の 手 引 き や 情 報 提 供 資 材 の 開 発 を 通 し て 、適 切 な 情 報
提供の促進につなげていくことを目的とする。
事業概要:
本調査研究は、実態把握等のための調査と、それらの調査結果を踏まえた、不妊治
療実施医療機関における当該制度に関する情報提供の促進に資する「情報提供の手引
き 」及 び「 情 報 提 供 資 材 」の 開 発 か ら な る 。事 業 の 推 進・検 討 に あ た っ て は 、当 該 制 度
に係る様々な立場の有識者による研究会を設置し、助言を得た。
l 実態把握のための調査:
Ø ヒアリング調査(不妊治療実施医療機関5か所を対象)
Ø 実 態 把 握 の た め の ア ン ケ ー ト 調 査 ( 不 妊 治 療 実 施 医 療 機 関 704 か 所 を 対 象 )
Ø インタビュー調査(当該制度を通して家族となった当事者 4 名を対象)
l 本調査研究で作成した成果物:
Ø
不妊治療中の方等への特別養子縁組制度・里親制度に関する情報提供の手引き
Ø
情報提供資材(ポスター及び情報提供リーフレット)
調査及び検討内容の整理と効果として期待される事がら:
調査から、不妊治療実施医療機関において当該制度に関する情報提供を行なってい
る 医 療 機 関 は 47.5% に と ど ま り 、 半 数 以 上 の 医 療 機 関 に お い て は 情 報 提 供 が 行 わ れ て
い な い こ と が 明 ら か と な っ た 。ま た 、情 報 提 供 を 実 施 し て い る 医 療 機 関 に お い て も 、そ
の 方 法 に は ば ら つ き が あ り 、す べ て の 患 者 に 情 報 を 得 る 機 会 が 確 保 さ れ て い る 訳 で は な
か っ た 。 79.6%の 医 療 機 関 が 「 患 者 に と っ て 必 要 な 情 報 提 供 で あ る 」 と 考 え る 一 方 で 、
「 医 療 者 の 情 報 ・ 知 識 が 足 り な い 」 ( 72.9%) 、 「 ど の よ う な 方 法 で 情 報 提 供 を す る こ
と が 適 切 か わ か ら な い 」 ( 65.9%) と い っ た こ と が 情 報 提 供 実 施 の 障 壁 と な っ て い た 。
こ う し た 調 査 結 果 を 踏 ま え 、情 報 提 供 を す る 上 で 医 療 者 に 必 要 な 知 識 /ノ ウ ハ ウ を わ
か り や す く 整 理 し た「 情 報 提 供 の 手 引 き 」と 、現 場 で そ の ま ま 活 用 で き る「 情 報 提 供 資
材 」を 作 成 し た 。こ れ ら の 成 果 物 が 、不 妊 治 療 に 携 わ る 医 療 者 に 活 用 さ れ る こ と で 、適
切 な タ イ ミ ン グ で 必 要 な 情 報 提 供 が 行 わ れ 、子 ど も を 育 て た い と 望 む 家 庭 に お い て 、も
う一つの子育ての選択肢として当該制度の認知の向上に繋がることが期待される。
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