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資料1 第4期がん対策推進基本計画(案) (48 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29457.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第86回 11/30)《厚生労働省》 |
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績の向上に伴い、がん経験者は増加しており、就労支援、アピアランスケア、自
殺対策に留まらない、がん患者・経験者のQOL向上に向けた取組が求められる。
へき
がん患者における社会的な問題として、離島、僻地における通院、高額な医療
費の負担、患者やその家族等の離職・休職に伴う収入の減少等による経済的な
課題等が指摘されている。また、障害があるがん患者については、がん診断の遅
れや標準的治療への障壁があるなどの指摘がされているが、その詳細が把握で
きていないことや、対応が医療機関ごとに異なることが課題である。
また、がんに対する「偏見」について、地域によっては、がんの罹患そのもの
が日常生活の大きな障壁となること、自身ががんであることを自由に話すこと
ができず、がん患者が社会から隔離されてしまうことがあることが指摘されて
いる。
平成 30(2018)年の患者体験調査によると、がん経験者のうち、周囲から不要
に気を遣われていると感じる割合は 12.3%、家族以外の周囲の人からがんに対
する偏見を感じると思う割合は 5.3%となっており42、がん診断後には、疎外感
や以前とは異なる特別な扱いを受けていると感じるがん患者がいる。
また、がんの治療後、日常生活に復帰して一定期間経過した後も、
「がん患者」
であったことで周囲から異なる扱いをされることがあるなど、本当の意味での
「がんの克服」について理解が不十分ではないかとの指摘もある。
(取り組むべき施策)
国は、高度化する治療へのアクセスを確保するため、患者・経験者・家族等の
経済的な課題等を明らかにし、関係機関や関係学会等と協力して、利用可能な施
策に関する周知や課題解決に向けた施策について検討する。
国は、障害がある等により情報取得や意思疎通に配慮が必要ながん患者の実
態やニーズ、課題を明らかにし、がん検診や医療へのアクセス等の在り方につい
て検討する。
地方公共団体は、がんに対する「偏見」の払拭や国民に対する正しい理解につ
ながるよう、民間団体や患者団体等と連携し、普及啓発に努める。
42
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」
「そう
思わない」のうち、
「とてもそう思う」「ある程度そう思う」を選択した患者の割合。
43
殺対策に留まらない、がん患者・経験者のQOL向上に向けた取組が求められる。
へき
がん患者における社会的な問題として、離島、僻地における通院、高額な医療
費の負担、患者やその家族等の離職・休職に伴う収入の減少等による経済的な
課題等が指摘されている。また、障害があるがん患者については、がん診断の遅
れや標準的治療への障壁があるなどの指摘がされているが、その詳細が把握で
きていないことや、対応が医療機関ごとに異なることが課題である。
また、がんに対する「偏見」について、地域によっては、がんの罹患そのもの
が日常生活の大きな障壁となること、自身ががんであることを自由に話すこと
ができず、がん患者が社会から隔離されてしまうことがあることが指摘されて
いる。
平成 30(2018)年の患者体験調査によると、がん経験者のうち、周囲から不要
に気を遣われていると感じる割合は 12.3%、家族以外の周囲の人からがんに対
する偏見を感じると思う割合は 5.3%となっており42、がん診断後には、疎外感
や以前とは異なる特別な扱いを受けていると感じるがん患者がいる。
また、がんの治療後、日常生活に復帰して一定期間経過した後も、
「がん患者」
であったことで周囲から異なる扱いをされることがあるなど、本当の意味での
「がんの克服」について理解が不十分ではないかとの指摘もある。
(取り組むべき施策)
国は、高度化する治療へのアクセスを確保するため、患者・経験者・家族等の
経済的な課題等を明らかにし、関係機関や関係学会等と協力して、利用可能な施
策に関する周知や課題解決に向けた施策について検討する。
国は、障害がある等により情報取得や意思疎通に配慮が必要ながん患者の実
態やニーズ、課題を明らかにし、がん検診や医療へのアクセス等の在り方につい
て検討する。
地方公共団体は、がんに対する「偏見」の払拭や国民に対する正しい理解につ
ながるよう、民間団体や患者団体等と連携し、普及啓発に努める。
42
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」
「そう
思わない」のうち、
「とてもそう思う」「ある程度そう思う」を選択した患者の割合。
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