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別紙3 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html
出典情報 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》
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3.プロトコル治療である、前半 6 か月は週 1 日、後半 6 か月は隔週 1 日という治療頻度は、諸外国
で承認されている用法と同一でしょうか。あるいは、例数設計の根拠となるいくつかの論文でも採用
されている用法でもあるのかご教示ください。また、相違があれば、相異に関する考察と、例数設計
に影響を及ぼす可能性がないかについてご説明ください。
【回答】
ご指摘くださり、どうもありがとうございました。維持 rTMS 療法は、実臨床のニーズは大きいにもかか
わらず、承認している諸外国はございません。維持療法については、本研究計画のプロトコルにあるよう
に週 1 日、あるいは隔週 1 日のように規則的に行うものと、4 週に 1 度、2、3 日間に 4~6 日分の rTMS
をまとめて実施するクラスタ維持 rTMS 療法に大別できます。
先行研究は、前者が多く、後者は限られること(Rachid et al. Psychiatry Res. 2018 Apr;262:363372)、また、後者は、国内の NeuroStar TMS 治療装置の添付文書に記載された使用方法・治療パラメ
ータから逸脱するために、本研究では、前者を採用いたしました。
本研究の例数設計は、Sevova らの 2019 年のメタ解析の結果をもとにしました(Brain Stimul. Jan-Feb
2019;12(1):119-128)。Table1 にございますように、対象となった論文の多くは、規則的な刺激を行うプロ
トコルであるため、例数設計への影響は少ないものと存じます。また、Sevova らのメタ解析の Table2 に
刺激条件と反応率維持に関するメタ回帰分析の結果が示されていますが、1 日の刺激回数は反応維持
率に寄与していないことが分かります。もちろん、対象となる論文が少ないこともございますが、1 日の総
刺激回数を増やし、刺激間隔(日数)をあけるクラスタ維持 rTMS 療法を積極的に支持する知見ではな
いことも、本研究において規則的な刺激を行うプロトコルを採用した理由の1つです。
4.試験実施計画書「6.(2)除外基準」に NeuroStar TMS 治療装置の禁忌に該当する患者群を設定
する必要があると考えます。ご検討ください。
【回答】
ご指摘くださり、どうもありがとうございました。選択基準 1 に“rTMS 適正使用指針に準拠し、急性期
rTMS 療法(NeuroStar TMS 治療装置)によって、反応もしくは寛解した患者(18 歳以上)”と記載してい
るため、本研究に参加する患者は NeuroStar TMS 治療装置の禁忌に該当しない患者かつ日本精神神
経学会の rTMS 適正使用指針
(https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/Guidelines_for_appropriate_use_of_rTMS.pdf)
に準拠する患者が対象となります。そこで、本研究計画書の除外基準には NeuroStar TMS 治療装置の
禁忌を記載いたしませんでした。一方、妊娠、希死念慮、rTMS 療法による重篤な有害事象などは記載
いたしました。
5.試験実施計画書「9. (2)研究対象者に生じうる不利益」に「0.1%未満の頻度でけいれん発作が生じ
ることがある」と記されており、発生時の対応(コイルの移動等)も示されていますが、けいれん発作
は刺激治療時のみに発現の可能性があるという理解で良いでしょうか。

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