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別紙3 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html
出典情報 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》
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開発の領域では費用対収益の観点から、企業スポンサーによる研究資金の提供は難しく、また、競争
的研究資金もこれほど大型のものはないため、現実的ではないと判断しました。そこで、先進医療制度
を利用し、無作為化を行わない、本研究計画を立案しました。
後半の指摘事項、“再発・再燃などによる中止までの期間を評価するようなランダム化治療中止試験
での評価は実施できないか”について回答いたします。こちらについてはご指摘の通りです。研究計画
書、12 ページにございますように、副次的効果項目として、“反応維持期間、寛解維持期間については、
Kaplan-Meier 法を用いて要約し、中央値、時点ごとの割合を算出し、群間比較はログランク検定を用い
て行い、Cox 比例ハザードモデルを用いてハザード比とその 95%信頼区間を算出する”予定です。
Primary endpoint として、こちらを採用せずに、登録後 12 ヵ月までの再燃・再発率を採用した理由は、例
数設計のもとになった Sevova らのメタ解析では、中止までの期間ではなく、3 か月、6 か月、12 か月にお
ける反応率(の維持)を算出していること、また、本研究で得られた知見をもとに、12 か月間の維持 rTMS
療法の保険収載を要望するために、12 か月の時点での再燃・再発率を primary endpoint として採用い
たしました。
3.ランダム化を行わないのであれば、ランダム化されていない維持 rTMS 療法あり群となし群の群間
比較に対してバイアスの影響を考慮した評価が可能な解析方法などを考慮する必要はないか。
【回答】
こちらもご指摘くださり、誠にありがとうございます。Primary endpoint、主要評価項目としては、上述の
通り、本研究結果をもって 12 か月間の維持 rTMS 療法の保険収載を要望するため、12 か月の時点(ま
での)の再燃・再発率を採用いたしました。一方、おっしゃる通り、両群間のバイアスの影響を考慮するた
め、主要評価項目の解析にはプロペンシティスコアマッチング法も併せて行う予定です(研究計画書 11
ページ)。
以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上

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