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資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2022-1】 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34023.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第36回 7/7)《厚生労働省》
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(別添様式1)
1. 不整脈診断におけるホルター心電計とイベントレコーダーの併用の必要性
東邦大学グループの研究によると 26)自覚症状の出現までの日数は平均で 2.1 日(最短 1 日目、最
長 13 日目)であった。イベントレコーダーで不整脈を検出できたが、ホルター心電計では検出でき
なかったのは 34 件/93 症例(36.6%)、ホルター心電計でのみ不整脈を検出できたのは 4 件/同症例
(4.3%)であった。両検査で不整脈を検出できたのは 23 件/同症例(24.7%)であった。29 件においては、
イベントレコーダーで自覚症状はあったが両検査とも不整脈が検出されず、不整脈の除外診断がで
きた。ホルター心電計のみで所見が得られた 4 件については、自覚症状の出現のない無症候性不整
脈であり、内訳は非持続性心室頻拍、心房期外収縮がそれぞれ 1 件、心室期外収縮 2 件であったと
している。また、九大グループの研究によると 27)、2007 ~ 09 年までに来院した連続 107 名の不整脈
が疑われる症例に、ホルター心電計(48 名)かイベントレコーダー(44 名)のいずれかを割り付けた。
残り 15 名はホルター心電計を割り付けたものの治療対象となる不整脈が診断されなかったためイ
ベントレコーダーを貸与したとし、
各群及び各グループにおける二次心電図検査の回数(回)は表 1 の
結果であったとしている。
表1

海外の報告でも、イベントレコーダーの診断率は 28%で、ホルター心電計の診断率 24%よりわず
かに高い 28), 29)。日本心電学会ステートメントでも、症状の頻度が高い場合はホルター心電計が有用
であり、頻度の低い場合はイベント心電図が好ましいと述べられており 30)、動悸を主訴として来院
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