よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2022-1】 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34023.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第36回 7/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(別添様式1)


6ヵ月後までに抗凝固療法が処方されたのは、スクリーニング群434人
中18人(4.1%)に対して対照群422人中4人(0.9%)だった(相対リ
スク: 4.4; 95%CI, 1.5-12.8; p=0.007; 絶対差: 3.2%; 95%CI, 1.1%5.3%; p=0.003)。



家庭用血圧計を用いた1日2回のAFスクリーニングは、感度35.0%
(95%CI, 15.4%-59.2%)
、特異度81.0%(95%CI, 76.7%-84.8%)
、陽
性予測値8.9%(95%CI, 4.9%-15.5%)、陰性予測値95.9%(95%CI,
94.5%-97.0%)であった。



この無作為化臨床試験では、高血圧を有する高齢の地域住民を対象
に、Zio診断システムによる心房細動スクリーニングが良好な忍容性を
示し、心房細動検出率が10倍向上し、ほとんどの症例で抗凝固療法の
開始に至った。



連続的なZioモニターと比較して、BPモニターを用いた間欠的なオシ
ロメトリックスクリーニングは発作性心房細動の検出において劣る戦
略であった 。

(論文 42)
書誌事項

Turakhia MP et. al. Diagnostic Utility of a Novel Leadless Arrhythmia Monitoring
Device. Am J Cardiol. 2013 Aug 15;112(4):520-4.

試験・研究デザイン

後向き、横断試験

対象

26,751 例の連続患者(各種不整脈)

目的

従来の 24~48 時間よりも長い連続的 ECG モニタリングは、発生頻度の低い不
整脈の診断率を改善する可能性があるが、患者コンプライアンス、分析可能な
装着時間、電極の皮膚刺激によって制限があった。そのため、携帯型 ECG モニ
タリング用の新しいリードレス、ウェアラブルモニターの患者コンプライアン
ス、分析可能時間、診断率を調査した。

結果



48 時間後、又はホルターモニタリングの典型的な期間後、Zio 診断システ
ムは以下を検出した:



-

患者の 51%が最初の有症候性のなんらかの不整脈を経験した。

-

患者の 47%が最初の有症候性心房細動を経験した。

-

患者の 37%が最初の有症候性の第 2 度または完全房室ブロックを経験した。
不整脈が検出された患者(全体の 60.3%)のうち、29.9%がモニタリング開
始から 48 時間以上経過して初めて不整脈を発生し、有症候性不整脈の患者
に関しては、51.1%がモニタリングの開始から 48 時間後に発生していた。

21