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全国自治体病院協議会 令和6年度 社会保険診療報酬に関する改正・新設要望書 (34 ページ)
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出典情報 | 令和6年度社会保険診療報酬に関する改定・新設要望書(6/22)《全国自治体病院協議会》 |
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DPC要望
NO 要望項目
(大分類)
要望項目
(小分類)
分類コード及び名称
要望内容
1
診断群分類樹形図 診断群分類点数の 070560xx97xxxx
改善
070560(重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患)の血栓性血小板減少性紫斑病(ICD-10:M311)に対し血漿交換療法が行われた場
合、「手術・処置等2(J039血漿交換療法)あり」の分岐となり、1日から17日まで1日あたり7,288点と血漿交換療法時に使用される新鮮凍結
血漿を考慮された包括点数が設定されているが、手術や輸血等を行った場合、「手術あり」には手術・処置等2の分岐がないため、血漿交
換療法時に大量に使用する新鮮凍結血漿が評価されず、大きくマイナスとなる。手術や輸血が行われた場合も「手術・処置等2(J039血漿
交換療法)あり」の分岐を作って点数設定をするか、あるいは出来高となる診断群分類に入れることを要望する。
2
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 030428xxxxxxxx突発性難聴
突発性難聴の治療において、薬物療法での副腎皮質ステロイド薬と併せて高気圧酸素療法も治療法として選択されている。突発性難聴に
手術・処置等1、2
おける高気圧酸素療法の適応症例においては少なくとも10回(1日1回)の治療が必要である。しかし、現行のDPC診断群分類上では選択
分岐がなく、本治療を行った場合はDPC入院期間Ⅱ(5~8日)を超えてしまうケースが多く、また病院情報の公開データにおける令和2年度
診断群分類毎の平均在院日数は8.81日であり、DPC入院期間Ⅲに入ることで平均点数よりも低い請求点数となり、効率性係数にも影響が
出ている。
全国DPCデータより突発性難聴における高気圧酸素療法の入院期間及び入院点数を調査のうえ、処置(高気圧酸素療法)ありの分岐の新
設を要望する。
3
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 060030小腸の悪性 十二指腸癌の治療として、十二指腸の占拠部位や進行度によっては膵頭十二指腸切除術を行う事がある。現在の樹形図「060030小腸の
手術
腫瘍、腹膜の悪性 悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍」では、膵頭十二指腸切除術の分岐がなく、適正な点数評価を受けられていない。そのため、「060030小腸の悪
腫瘍
性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍」の手術の分岐に、下記術式の設置を要望する
K703$ 膵頭部腫瘍切除術
K7031 膵頭部腫瘍切除術 膵頭十二指腸切除術の場合
K7032 膵頭部腫瘍切除術 リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は膵頭十二指腸切除術の場合
K7033 膵頭部腫瘍切除術 周辺臓器(胃、結腸、腎、副腎等)の合併切除を伴う腫瘍切除術の場合
K7034 膵頭部腫瘍切除術 血行再建を伴う腫瘍切除術の場合
K703-21 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術 膵頭十二指腸切除術の場合
K703-22 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術 リンパ節・神経叢郭清を伴う腫瘍切除術の場合
K680 総胆管胃(腸)吻合術
K696 肝内胆管(肝管)胃(腸)吻合術
4
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 080005黒色腫
その他
皮膚の悪性黒色腫(C439)を詳細な病名でコーディングをした場合、080005黒色腫のDPC分類とならない場合がある。例えば陰のう悪性黒
色腫(C632)でコーディングすると、110100精巣腫瘍のDPC分類となり、黒色腫の治療が行われているにもかかわらず精巣腫瘍での評価と
なるので適正ではない。悪性黒色腫は、部位にかかわらず080005黒色腫のDPC分類になるように要望する。
5
医療機関別係数等 激変緩和係数
現行係数が著しいプラス評価になった場合でも激変緩和係数が適用され、マイナス補正がされる。適正な医療の実施と適正な診療報酬の
請求をしているのに減額されるのは経営改善意欲が減退されるため、プラス評価の場合、激変緩和係数の適用はしないよう要望する。
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NO 要望項目
(大分類)
要望項目
(小分類)
分類コード及び名称
要望内容
1
診断群分類樹形図 診断群分類点数の 070560xx97xxxx
改善
070560(重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患)の血栓性血小板減少性紫斑病(ICD-10:M311)に対し血漿交換療法が行われた場
合、「手術・処置等2(J039血漿交換療法)あり」の分岐となり、1日から17日まで1日あたり7,288点と血漿交換療法時に使用される新鮮凍結
血漿を考慮された包括点数が設定されているが、手術や輸血等を行った場合、「手術あり」には手術・処置等2の分岐がないため、血漿交
換療法時に大量に使用する新鮮凍結血漿が評価されず、大きくマイナスとなる。手術や輸血が行われた場合も「手術・処置等2(J039血漿
交換療法)あり」の分岐を作って点数設定をするか、あるいは出来高となる診断群分類に入れることを要望する。
2
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 030428xxxxxxxx突発性難聴
突発性難聴の治療において、薬物療法での副腎皮質ステロイド薬と併せて高気圧酸素療法も治療法として選択されている。突発性難聴に
手術・処置等1、2
おける高気圧酸素療法の適応症例においては少なくとも10回(1日1回)の治療が必要である。しかし、現行のDPC診断群分類上では選択
分岐がなく、本治療を行った場合はDPC入院期間Ⅱ(5~8日)を超えてしまうケースが多く、また病院情報の公開データにおける令和2年度
診断群分類毎の平均在院日数は8.81日であり、DPC入院期間Ⅲに入ることで平均点数よりも低い請求点数となり、効率性係数にも影響が
出ている。
全国DPCデータより突発性難聴における高気圧酸素療法の入院期間及び入院点数を調査のうえ、処置(高気圧酸素療法)ありの分岐の新
設を要望する。
3
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 060030小腸の悪性 十二指腸癌の治療として、十二指腸の占拠部位や進行度によっては膵頭十二指腸切除術を行う事がある。現在の樹形図「060030小腸の
手術
腫瘍、腹膜の悪性 悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍」では、膵頭十二指腸切除術の分岐がなく、適正な点数評価を受けられていない。そのため、「060030小腸の悪
腫瘍
性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍」の手術の分岐に、下記術式の設置を要望する
K703$ 膵頭部腫瘍切除術
K7031 膵頭部腫瘍切除術 膵頭十二指腸切除術の場合
K7032 膵頭部腫瘍切除術 リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は膵頭十二指腸切除術の場合
K7033 膵頭部腫瘍切除術 周辺臓器(胃、結腸、腎、副腎等)の合併切除を伴う腫瘍切除術の場合
K7034 膵頭部腫瘍切除術 血行再建を伴う腫瘍切除術の場合
K703-21 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術 膵頭十二指腸切除術の場合
K703-22 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術 リンパ節・神経叢郭清を伴う腫瘍切除術の場合
K680 総胆管胃(腸)吻合術
K696 肝内胆管(肝管)胃(腸)吻合術
4
診断群分類樹形図 既存の樹形図改善: 080005黒色腫
その他
皮膚の悪性黒色腫(C439)を詳細な病名でコーディングをした場合、080005黒色腫のDPC分類とならない場合がある。例えば陰のう悪性黒
色腫(C632)でコーディングすると、110100精巣腫瘍のDPC分類となり、黒色腫の治療が行われているにもかかわらず精巣腫瘍での評価と
なるので適正ではない。悪性黒色腫は、部位にかかわらず080005黒色腫のDPC分類になるように要望する。
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医療機関別係数等 激変緩和係数
現行係数が著しいプラス評価になった場合でも激変緩和係数が適用され、マイナス補正がされる。適正な医療の実施と適正な診療報酬の
請求をしているのに減額されるのは経営改善意欲が減退されるため、プラス評価の場合、激変緩和係数の適用はしないよう要望する。
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