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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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(外来機能の分化の推進)
○ 保険医療機関相互間の機能の分担及び業務の連携の更なる推進のため、紹介率
や逆紹介率が低い場合の初診料等の減算や、紹介状なしで受診する場合等の定
額負担の導入を、診療報酬改定において実施してきている。
○ 令和4年度診療報酬改定においては、紹介状なしで受診した患者等から定額負
担を徴収する責務がある医療機関の対象範囲に紹介受診重点医療機関(一般病
床 200 床以上に限る)を追加し、当該医療機関における定額負担の対象患者につ
いて、その診療に係る保険給付範囲及び定額負担の額等を見直した。
(オンライン診療)
○ オンライン診療に係る診療報酬上の評価については平成 30 年度改定において新
設し、令和2年度改定では、実態等を踏まえた見直しを実施した。さらに、新型
コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、臨時的・特例的取扱いを実施し、オ
ンライン診療による初診を可能とする等の対応を行ったところ。
○ 令和4年1月の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の見直しを踏ま
え、令和4年度診療報酬改定においては、情報通信機器を用いた場合の初診料の
新設を行い、算定できる医学管理料を拡充するとともに、算定要件の緩和等の見
直しを行った。
【論点】
○ 中長期的に地域の医療提供体制が人口減少や高齢化等に直面する中、令和5年の
医療法改正を踏まえたかかりつけ医機能の強化等や外来機能の明確化・連携を推
進し、患者にとって安心・安全で質の高い外来医療の提供を実現するための、診
療報酬の在り方について、今後の医療DXの推進も踏まえ、どのように考えるか。
○ 生活習慣病対策、外来機能の分化を推進していく観点から、効果的・効率的な医
療を提供するための、診療報酬の在り方についてどのように考えるか。
○ 前回改定を踏まえ、今後のオンライン診療の適切な評価についてどのように考え
るか。
【主な意見】
(かかりつけ医機能・医療機関連携)
○ 安心・安全で質の高い医療提供は医療DXの最大の目的であり期待される効果
と考える。医療DXは始まったところであり、普及には一定程度の時間がかか
る。かかりつけ医機能の在り方の1つとして、複数の医療機関との緊密な連携
が示されている。将来的には全国医療情報プラットフォームが構築されること
で実現するが、実現までの間は現在利用可能な地域医療情報連携ネットワーク
や紙の文書も含めた、現状の医療提供体制を生かしながら評価の在り方を検討
していくべき。
○ かかりつけ医機能の整備強化の議論については、その結果、患者の一人一人が
医療の質が向上したと確信を持てることが重要。普段の健康状態や服薬情報を
把握した上での適切な初期診療、普段の健康相談、夜間休日対応、専門医療機
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