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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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○ 在宅患者訪問診療料の算定回数は一貫して増加傾向である一方、訪問診療の頻
度は近年減少傾向である。また、往診料の算定回数は近年特に増加している一
方、地域によって算定回数の増減にばらつきが見られ、人口あたりで最大 3.5 倍
の差が生じている。
○ 往診料について、全体の算定回数は横ばいであるが、夜間・深夜往診加算及び休
日往診加算の算定回数は近年大きく増加しており、地域によって算定回数のば
らつきを認める。
○ 小児に対する在宅医療では、訪問診療料の算定回数は増加しており、訪問診療一
回あたりの診療報酬が増加している。往診料の算定については、主に都市部にお
いて顕著に増加している。
○ 在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料について、情報通信機器を
組み合わせた在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料の算定回数
は令和4年度になって増加しているが、算定回数は在医総管・施設総管全体の算
定回数の 0.05%程である。
○ 看取りについて、都道府県毎の看取り加算・在宅ターミナルケア加算の算定回数
については、地域毎にばらつきを認めるが、平成 27 年度以降、全体的に増加し
ている。
○ 緩和ケアについて、在宅がん医療総合診療料は算定回数・件数ともに増加傾向で
あるが、地域毎に算定回数の差を認める。在宅悪性腫瘍等患者指導管理料等の算
定回数については近年横ばいで推移している。
○ 在宅患者訪問診療料(Ⅰ)2について、算定回数は増加傾向であり、依頼した対
象病名としては皮膚疾患(28.6%)、診療科としては皮膚科(32.1%)が最も多
い。
○ 在宅療養移行加算について、算定していない理由としては「24 時間の往診体制
の確保ができない」が最も多かった。
○ 訪問リハビリテーションについて、医療保険による在宅患者訪問リハビリテー
ション指導管理料の算定回数は近年横ばいであるが、訪問リハビリテーション
の請求事業所は年々増加している。
○ 外来在宅共同指導料について、算定していない理由としては外来在宅共同指導
料1については「該当患者の紹介がなかった」が、外来在宅共同指導料2につい
ては、「当該点数について知らなかった」が最も多かった。
【論点】
○ 質の高い訪問診療・往診等を十分な量提供する観点から、訪問診療・往診等に係
る診療報酬上の評価について、どのように考えるか。
【主な意見】
○ かかりつけ医が外来に加えて在宅に尽力している医療機関と在宅医療を専門と
しているような医療機関では効率性が異なることに留意する必要がある。
○ 在宅医療の提供体制の地域差については、都市部での規模の大きいクリニック
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