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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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質の高い医療を提供するために、どのように対応していくべきか。
○ サイバーセキュリティ対策について、これまで診療録管理体制加算などで、セキ
ュリティ安全管理体制にかかる要件を設定するなどの対応を行ってきたが、サイ
バー攻撃などに対してどのように対応すべきか。
○ 今後の人口減少社会の中で医療従事者の勤務環境改善を進めるにあたり、医療D
Xによる取り組みを診療報酬の中で評価することについてどのように考えるか。

【主な意見】
(医療情報プラットフォームについて)
○ 中小規模ベンダでも取組みやすく、かつ国民にとってもメリットが感じられる
仕組みの構築をお願いしたい。
○ プラットフォームの整備により、質の高い医療の推進につながるので、推進し
ていくべき。
○ 電子カルテが導入されていないような医療機関への、電子カルテの普及に係る
支援を検討すること。
○ 多くの医師・医療機関が関わらなければ、メリットが最大化されないので、医療
機関の連携のハブになりうるかかりつけ医は、情報の入力・登録をぜひお願い
したい。
○ 医療機関側の負担が大きくなり、医療提供に支障をきたさないように、時間を
かけて拡大していくこと。
○ 通常の診療業務におけるサポートなど、医療現場の負担軽減に資するような支
援機能が重要。
(診療報酬改定施行時期後ろ倒しについて)
○ 診療報酬改定の施行時期後ろ倒しの期間に関しては、医療現場にどのような影
響があるのか、ベンダや医療機関の作業の短期集中を、どの程度の期間延長す
れば必要な効果が得られるのか、財政にどのような影響があるのか、あるいは、
改定の結果検証にマイナス面の影響をできるだけ生じさせない長さにするなど
を考慮して、総合的に検討する必要がある。
○ 従来からの改定年の4月から新しいルールに変わるといったイメージが強いた
め、医療機関・薬局に具体的にどのようなメリットがあるのか、ひいては患者に
どのように還元されるのかを明確化し、丁寧かつ早期に周知していただきたい。
○ 改定の施行時期の後ろ倒しは、財政影響や改定結果の検証期間はもちろん、薬
価改定や、それらに関する調査の時期や期間等にも影響する。改定の在り方な
どを含め、慎重に検討していくべき。共通算定モジュールの導入、基本マスタの
充足化、各種様式の電子化等は、負担軽減につながるが、4月改定を前提として
いたサイクルが変わることなどで、現場が混乱しないよう丁寧な説明や配慮が
必要。
○ 医療機関・薬局やベンダだけでなく、保険者も診療報酬改定に合わせて基幹業
務システムの改修対応や予算編成対応等の通常業務に影響するため、丁寧な議
論をお願いしたい。
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