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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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ること等が挙げられている。
○ 同一建物居住者に対する訪問看護、複数名による訪問看護や複数回訪問看護の
算定回数・算定割合が増加している。また、夜間・早朝、深夜における訪問看護
や緊急訪問看護も同様に増加している。
○ 退院日当日の訪問看護は増加しており、別表第8に掲げる者に対する訪問看護
が増加傾向にある。
【論点】
○ 質の高い訪問看護や、更なる高齢化等を見据えた 24 時間対応に応えられる訪問
看護の提供体制の構築を推進する観点から、訪問看護に係る診療報酬上の評価に
ついて、どのように考えるか。
【主な意見】
○ 訪問看護ステーションが利用者の医療ニーズへの対応や看取り等の支援を行う
ためには、オンコール対応や緊急訪問など、24 時間対応体制を確保する必要が
あるが、看護職員の精神的・身体的負担が非常に大きくなっていることを踏ま
え、看護職員が働く環境の整備、事業所の体制整備や事業所間の連携等の推進
を検討していく必要がある。
○ 訪問看護ステーションの規模について、効率性の観点からも、大規模化を引き
続き推進する方向で検討を進めるべき。
○ 精神科訪問看護について、適切なケアが提供されているのかも踏まえ、どのよ
うな状態の患者に対して、どのようなサービスが提供されているのか、実態を
丁寧にみていく必要がある。
○ 精神科訪問看護では、身体疾患を合併した利用者への対応に加え、疾患や障害
を持つ利用者の家族等や社会的な課題への対応が求められることがあるなど、
複雑困難な対応をしている場合もあることから、必要な方策や評価の在り方を
検討すべき。

④在宅歯科医療について
【現状と課題】
(在宅歯科医療を取り巻く状況)
○ 医療サービスを実施する歯科診療所の割合は増加しており、令和2年では 22.8%
である。
○ 歯科訪問診療の訪問先としては、自宅が最も多く、次いで居住系高齢者施設、介
護保険施設となっている。
○ 歯科訪問診療を受ける患者の多くは高齢者であり、85~89 歳で最も多く実施さ
れている。
○ また、脳血管障害や認知症などの疾患を有する者が多く、歯科訪問診療を受けた
きっかけとしては、
「自院に通院歴のある患者・家族等からの依頼」が最も多い。
(歯科訪問診療の実施状況等)
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