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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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○ 医薬品提供も重要な視点であり、地域の連携体制の中に薬局も入り、医療機関
と退院時に事前に錠剤情報等の共有を行うことが不可欠である。
(小児の緩和ケア医療について)
○ 入院・外来・在宅が一体となって「地域で支える」というコンセプトは、成人の
場合と同じであると考えている。
○ 小児にも緩和ケアは必要であり、どのような病棟で、どのように対応するべき
なのか、実態の分かるデータをもとに議論を進めていくべき。
○ 小児の緩和ケアは、家族や兄弟姉妹との関係の中で、その子どもらしく、穏やか
な最後の時を迎えられるよう支援することが重要であり、提供体制の充実が必
要と考える。
(周産期医療について)
○ ハイリスク妊産婦の増加が示されており、このハイリスクの要因について、詳
しく調べていく必要があり、現行のハイリスク妊娠管理加算等で評価されてい
ない対象患者があれば、追加も検討していくべき。
○ 医療計画に沿った体制整備は重要だが、令和8年度改定で正常分娩の保険適用
が論点になることが予想されるため、その全体像が明らかになった段階で周産
期医療全体の評価のあり方を検討すべきであり、令和6年度は、周産期医療の
評価について、慎重に判断するべき。
○ ハイリスク妊産婦が増加しており、メンタルヘルスケアの重要性など、妊娠中
から産後まで切れ目なく支え続けることが重要。出産直後の自身の精神的・身
体的変化に加えて、育児も始まることから、こうしたハイリスク妊産婦さんの
退院に向けては、退院前から地域の関係者と情報を共有し、退院直後から必要
な支援を適切に提供する体制の強化が求められる。
○ 訪問看護事業所では、医療機関や保健所等と連携しながら、ハイリスク妊産婦
への支援を実施している。その際、入院中から入院医療機関との間で情報共有
や方針共有をしておくことが、円滑なケア提供につながっている。ハイリスク
妊産婦に対する医療機関と訪問看護の連携強化に向けた評価が重要。

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