よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【主な意見】
(小児外来医療等について)
○ かかりつけ医機能については、小児医療のベースとなる重要な論点。24 時間対
応はかかりつけ医機能の極めて重要な要素であり、これ以上の要件緩和はすべ
きではない。
○ 時間外対応加算3の届出医療機関数が少ないが、複数の診療所が連携して、輪
番で対応することは広げるべき。
○ 15歳未満の小児に対する往診が増加している。コロナにおける実態など、複
合的な要素があるものと考えるが、往診料の留意事項通知にある「保険医療機
関に対して電話等で直接往診を求め、医師が必要性を認めた場合」を遵守し、地
域に密着した医師が、通常の在宅診療の一部として対応することが基本ではな
いか。
○ 新型コロナウイルス感染症の流行下で往診が一定の役割を果たしたことは、事
実と考えるが、コロナが5類になったことも踏まえ、上手な医療のかかり方を
意識して、適切に往診サービスが利用されるよう、今後の動向を注視すべき。
(小児急性期医療体制について)
○ 小児入院医療管理料を届け出る病棟では、保育士や看護補助者を一定数配置し
ているが、医療的ケア児や、NICUからステップダウンしてくる児等の、昨今
の増加を踏まえれば、様々な需要を受け止めきれているのかについて検討が必
要ではないか。
○ 小児病棟では、現状、看護補助者の配置に対する評価がなく、配置が進んでいな
い状況にある。看護職員が小児患者への看護に集中でき、親子とも、より安心し
て過ごせる入院環境が整備できるよう、看護補助者配置への評価が重要。
○ 小児入院患者が減少する中、小児病棟を単独で維持することが難しくなってい
る。
「成育医療等基本方針」でも記載されたように、小児の心身発達への配慮や、
小児患者・家族が安心して療養できる環境確保の観点から、成人との混合病棟
の中における小児病床の区域特定が必要。
(小児高度急性期医療体制について)
○ NICUにおいては、超低出生体重児の割合や高度な処置の実施が増加してお
り、高水準な医学的管理を安全に行うためには、特定集中治療室や小児特定集
中治療室と同等の手厚い配置が必要。
○ NICUには、新生児集中ケア認定看護師などの専門性の高い看護師や小児患
者の在宅移行支援に関する研修を受講した看護師が配置されることが望ましい。
(医療的ケア児について)
○ 同時改定では障害福祉サービスと医療機関との連携や情報提供を促していくこ
とが重要。
○ 医療的ケア児については、レスパイトケアが課題の1つ。障害福祉の「医療型短
期入所サービス」の役割も重要であり、同時改定のタイミングで、家族の不安を
どのように解消するかを含めて、障害福祉サービスでの対応を検討すべき。
42