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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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いて、感染対策に必要な人員確保、個人防護、個室管理、他施設と連携等の観点
から、恒常的な感染症対応としてどのように考えるか。
○ 薬剤耐性対策について、我が国における現状等を踏まえ、適正な抗菌薬の使用を
推進するための評価についてどのように考えるか。
【主な意見】
(新興感染症発生・まん延時における医療について)
○ 協定締結医療機関のみならず、多くの医療機関による適切な感染対策を下支え
しつつ、出現した新興感染症の状況によって、更なる緊急的な措置を講じるよ
うにすべき。
○ 感染対策向上加算における新興感染症に関する施設基準は、第8次医療計画に
おける協定の枠組みと整合性が取れるように見直しを検討すべき。
○ 新興感染症への対応については、前回改定で感染対策向上加算、外来感染対策
向上加算、及び重症患者対応体制強化加算の新設並びに ECMO の評価拡充が行わ
れており、平時の感染症医療や、新興感染症の発生時の対応はこれら既存の項
目により評価すべき。
○ 感染対策向上加算の届出を行っている医療機関においては、入院患者の受入等、
感染症対応に関する役割を確実に果たすようにすべき。
○ 新興感染症の発生時・まん延時にも緊急的な歯科治療が必要な場合があること
から、このような場合に歯科医療を提供するために必要な評価について検討す
べき。
○ 平時からの感染症の治療薬の備蓄や感染対策の体制整備とともに、実際に新興
感染症が発生した場合においては、協定締結薬局には夜間・休日等の時間外の
対応や必要な薬の患者への迅速な供給が求められるため、そのような薬局の体
制や機能に対する評価が必要。
(新興感染症以外の感染症に対する医療について)
○ 感染対策向上加算及び外来感染対策向上加算の届出を行っている医療機関をは
じめ、感染症医療において医療機関等における連携をさらに強化していく方策
についても検討すべき。
○ 歯科診療においても、適切な感染防止対策は重要であり、診療報酬上の評価が
必要。
○ 薬局における感染対策についても、何かしらの評価や配慮が必要。
○ 医療機関による高齢者施設に対する迅速な医療支援や感染対策の助言、実地指
導とともに、高齢者施設における退院患者の円滑な受入れに対する支援が重要
であり、介護報酬の改定とあわせて、連携を推進すべき。
○ 医療機関と高齢者施設の連携については、平時からの連携に加えて、施設入所
者の急変等の場合には可能な限り施設内で対応できるように、連携する医療機
関が往診やオンライン診療によって外部から効率的に必要な医療を提供できる
ことが必要。
○ 感染対策向上加算を届け出ていない医療機関における感染対策についても、よ
り進むよう支援をすべき。
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