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総-2○令和6年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論について (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00203.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第553回 8/30)《厚生労働省》
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○ 医療安全と感染対策は歯科医療機関にとって当然のことであり、その上で、よ
り充実した体制をどのように評価するのか、患者にも分かるように整理が必要。
○ 新興感染症の流行時であっても継続した歯科医療提供体制を維持する観点から、
歯科外来環境体制加算については、新興感染症に対する感染対策における考え
方との整理も必要ではないか。
(重症化予防や口腔機能管理、障害児者等の歯科診療について)
○ 歯を喪失する一番の原因である歯周病やう蝕は、適切な管理を行うことで重症
化予防が可能である。歯周病重症化予防治療や歯周病安定期治療について、よ
り効果的な管理を推進するため、更なる整理・見直しをすべき。
○ 歯科衛生士による歯科衛生実地指導は重症化予防の観点から非常に重要である。
近年は、ブラッシング方法の指導等だけでなく口腔機能や生活習慣などの観点
からも歯科保健指導が行われており、実態に応じた評価を検討すべき。
○ 口腔機能の管理については、口腔機能管理の中で行われる口腔機能獲得や口腔
機能向上のための訓練に対する評価について検討すべき。
○ 小児を含めた障害児者や認知症の方への歯科医療も非常に重要であるが、治療
には患者の状態に応じた配慮や時間、通常より多い人員体制を要することが多
く、実態を踏まえた評価を検討すべき。
○ 医療的ケア児等について、摂食嚥下等に関し学校等への情報連携をするケース
があることから、歯科医療機関と学校等との情報連携についても検討すべき。
(電話や情報通信機器を用いた歯科診療について)
○ 対面診療が基本ではあるが、新興感染症の感染拡大により外出が制限される状
況下などでは、歯周病などの急性症状に対し、情報通信機器を用いて症状・状態
を確認した上で必要に応じて投薬等を行うことは有効であり、情報通信機器を
活用した歯科診療の評価も検討すべき。その他、口腔機能や摂食機能の評価、顎
顔面領域の慢性疼痛の管理等、情報通信機器が活用できるものもあるのではな
いか。
○ 口腔内の状態をどのように適切に把握するかも含め、効率的な口腔状態の確認
や指導管理等、歯科領域における情報通信機器の活用について検討をすべきで
ないか。
(生活の質に配慮した歯科医療について)
○ 糖尿病や喫煙などの生活習慣は、歯周病など口腔疾患へ大きな影響を与えるこ
とが知られているので、これらに関する管理も重要である。
○ 貴金属以外の材料の保険適用は進んで来ているが、適用部位が限られている等
の現状もあることから、市場価格に左右されない貴金属以外の材料の活用を積
極的に検討するべき。

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