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総-4○個別事項(その2)について (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00218.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第559回 10/18)《厚生労働省》
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薬剤師が医師の診察前に患者に関与している事例


医療機関によっては、外来腫瘍化学療法の際に、薬剤師が患者と医師の診察前に面談し、その情報を基
に医師に対して副作用の評価、支持療法の提案等を行うことで、治療の質の向上及び医師の負担軽減につ
ながっている。

■医師の診察前に薬剤師が関わる取組の例

受付

採血

薬剤師の面談

医師の診察

■医師の診察前に薬剤師が関わった
事例
〇支持療法の追加
腹膜癌に対して殺細胞性抗悪性腫瘍剤を用いた
がん化学療法中。既に制吐剤を使用しているが吐
き気が問題になっており、医師の診察前に面談し、
吐き気の時期や重症度を制吐剤の使用状況と共
に聴取。担当医に報告し、追加の制吐剤を処方し
て対処することとなった。

医師は薬剤師の記録も参考にして診察

外来
治療センター

〇抗悪性腫瘍剤の用量調整
直腸癌で分子標的薬を含むがん化学療法中。副
作用の皮膚症状に対してステロイド外用剤で対処
していたが、副作用の悪化により疼痛が出現して
いることを聴取。医師と相談し分子標的薬の減量
調節をすることとなった。

〇薬局との連携による支持療法の調節

薬剤師は副作用や服薬状況等を患者から聞き取
り、必要に応じて、それに基づく処方等の提案
とともに電子カルテ等へ入力し医師へ伝達
(必要に応じて医師と電話等で相談)

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