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総-4○個別事項(その2)について (66 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00218.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第559回 10/18)《厚生労働省》 |
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急性期脳梗塞に対する血栓回収療法
○ ガイドラインでは、発症からの時間、重症度、画像情報の評価に基づき適応判断された発症から24時間以内の急性期脳
梗塞に対して血栓回収療法を行うことが推奨されており、t-PA静注と同様に、治療開始および再開通までの時間が早い
ほど良好な転帰が期待できるため少しでも早く治療を開始することが推奨されている。
○ また、発症4.5時間以内では、t-PA静注療法を行った後に血栓回収療法を実施することがあるが、その場合においても、
血栓回収療法の開始を遅らせてはならないものとされている。
【早期治療開始の必要性】
急性期脳梗塞に対する急性期治療の流れ
発症からの時間・重症度・画像所見等に基づき、画像を撮像した時点
で、tPA静注療法や血栓回収療法の適応を判断する
重症度・画像(CT / MRI)
tPAの適応時間内
tPAの適応時間外
発症4.5時間以内
発症4.5~24時間
血栓回収療法 適応あり
tPA 適応あり
血栓回収療法 適応なし
tPA 適応あり
血栓回収療法 適応あり
tPA 適応なし
血栓回収療法 適応あり
tPA静注療法
tPA静注療法
血栓回収療法
血栓回収療法
本療法に伴い閉塞血管の再開通が早く認められるほど、良好な
転帰が期待できる。このため本療法の施行を決めた場合は、遅
滞なく治療を開始するとともに、最適の方法により可及的速や
かに再開通を得ることが必要である。【グレードA】また、rtPA静注療法を施行した場合も、その効果を確認するためなどの
理由で本療法の開始を遅らせてはならない。【グレードD】
出典:経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針 第4版
○発症から血栓回収療法の開始までの時間が遅くなるにつれて、血栓回収療法後
にADLが自立するオッズ比が低下していく。 出典:JAMA . 2016;316:1279-88.
血栓回収療法
※tPA静注療法や血栓回収療法の、いずれの
治療適応にもならない脳梗塞については、
点滴や内服薬による治療を行う。
出典:脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]を元に厚生労働省健康局がん・疾病対策課にて作成
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○ ガイドラインでは、発症からの時間、重症度、画像情報の評価に基づき適応判断された発症から24時間以内の急性期脳
梗塞に対して血栓回収療法を行うことが推奨されており、t-PA静注と同様に、治療開始および再開通までの時間が早い
ほど良好な転帰が期待できるため少しでも早く治療を開始することが推奨されている。
○ また、発症4.5時間以内では、t-PA静注療法を行った後に血栓回収療法を実施することがあるが、その場合においても、
血栓回収療法の開始を遅らせてはならないものとされている。
【早期治療開始の必要性】
急性期脳梗塞に対する急性期治療の流れ
発症からの時間・重症度・画像所見等に基づき、画像を撮像した時点
で、tPA静注療法や血栓回収療法の適応を判断する
重症度・画像(CT / MRI)
tPAの適応時間内
tPAの適応時間外
発症4.5時間以内
発症4.5~24時間
血栓回収療法 適応あり
tPA 適応あり
血栓回収療法 適応なし
tPA 適応あり
血栓回収療法 適応あり
tPA 適応なし
血栓回収療法 適応あり
tPA静注療法
tPA静注療法
血栓回収療法
血栓回収療法
本療法に伴い閉塞血管の再開通が早く認められるほど、良好な
転帰が期待できる。このため本療法の施行を決めた場合は、遅
滞なく治療を開始するとともに、最適の方法により可及的速や
かに再開通を得ることが必要である。【グレードA】また、rtPA静注療法を施行した場合も、その効果を確認するためなどの
理由で本療法の開始を遅らせてはならない。【グレードD】
出典:経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針 第4版
○発症から血栓回収療法の開始までの時間が遅くなるにつれて、血栓回収療法後
にADLが自立するオッズ比が低下していく。 出典:JAMA . 2016;316:1279-88.
血栓回収療法
※tPA静注療法や血栓回収療法の、いずれの
治療適応にもならない脳梗塞については、
点滴や内服薬による治療を行う。
出典:脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]を元に厚生労働省健康局がん・疾病対策課にて作成
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