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総-4○個別事項(その2)について (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00218.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第559回 10/18)《厚生労働省》
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国内におけるt-PA静注療法の実施率
○ tPA静注療法は、二次医療圏毎の実施率に差があり、医師少数区域では、tPA静注療法の実施率や実施件数(対人口10万人)が低い。
○ 急性期脳梗塞診療が常時可能な医療機関(日本脳卒中学会認定の一次脳卒中センター[PSC]) への一次搬送に緊急自動車を用いても30
分以上要する地域には、医師少数区域が多く含まれている。
医師偏在指標(二次医療圏別)(令和5年8月9日更新)に基づく、tPA静注療法の実施成績の比較

tPA静注療法

中央値 [四分位]

医師偏在指標
上位33.3%

医師偏在指標
中位33.3%

医師偏在指標
下位33.3%

実施率
(/脳梗塞患者数)

5.99 [4.65-7.16] %

5.90 [3.86-8.33] %

4.55 [2.82-7.33] %

実施件数
(/人口10万人)

11.06 [8.82-15.06] 件

9.61 [5.93-14.09] 件

8.25 [4.59-14.02] 件

出展:日本脳卒中学会2023年 年次報告(2022年1-12月)を基に、医師偏在指標に基づいて集計

PSC施設まで緊急自動車で30分以上要する地域と、医師少数区域の重なり

✓ 脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]では、脳卒中が疑われる患者は、可及的速やかに
脳卒中治療が可能な施設(ストロークセンター)に搬送することが勧められている。
【脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]の記載】

✓ 日本脳卒中学会は、急性期脳梗塞診療が常時実施可能な一次脳卒中センター(PSC)を認定
しているが(2023年時点で957医療機関に認定) 、緊急自動車を用いてもPSC施設まで30
分以上かかる地域が存在し、この地域には、医師少数区域(医師偏在指標下位33.3%)が
多く含まれている(左図参照)。
濃い青色:PSC施設
水色:PSC施設まで、緊急自動車で30分以内に到達できるエリア
黄色:医師少数区域(医師偏在指標下位33.3%)に該当する二次医療圏
出典:日本脳卒中学会提供資料

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