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総-4○個別事項(その2)について (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00218.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第559回 10/18)《厚生労働省》
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医師の診察前に薬剤師が関わることによるメリット(医師調査)
○ このような取組について、9割以上の医師は「診察する上で有用な情報」と回答し、約8割の医師が「薬物
治療の効果や安全性の向上に繋がっている」と回答した。
○ 外来腫瘍化学療法における副作用に対する支持療法等において薬剤師が医師と協働することによって、
副作用が減少する傾向を認めた。また、吐き気・嘔吐、末梢神経障害、疼痛に関連したQOL評価尺度は
有意に改善。
■医師の評価(実施している施設、n=135)

■ 副作用症状別のQOL評価尺度(EQ-5D-5L)

「がん診療連携拠点病院等の医師に対するアンケート」
医師の診察前に薬剤師が患者面談等を実施して得た患者情報の
共有や、それに伴う治療等の提案を実施することに対する質問

薬剤師の介入によって、①吐き気・嘔吐、②末梢神経障害、④疼
痛の項目においてQOL評価尺度が介入前と比較して有意に向上
した(下図)。また、①吐き気・嘔吐、③皮膚症、④疼痛、⑤口腔粘
膜炎、⑥下痢などの副作用が介入前と比較して減少傾向を認めた
(図非表示)。
:薬剤師の介入前
:薬剤師の介入後

(施設割合)

50%

100%

診察する上で有用な情報で

92%

ある
薬物治療の効果や安全性の

78%

向上に繋がっている
外来診察時間の短縮に繋

67%

がっている

わからない

1%

出典:日本臨床腫瘍薬学会が、がん診療連携拠点病院等を対象に
実施したアンケート(2023年)データを元に保険局医療課で作成

QOL評価尺度(中央値)

0%





















①吐き気・嘔吐(n=50) ②末梢神経障害(n=36) ③皮膚障害(n=31)
④疼痛(n=29) ⑤口腔粘膜炎(n=25) ⑥下痢(n=15)
⑦味覚障害(n=12) ⑧倦怠感(n=6) ⑨手足の浮腫(n=4) ⑩便秘(n=2)
出典:Fujii H. J Pharm Health Care Sci. 2022; 8(1): 8. PMID: 35236407

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