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【参考資料1】電子カルテ情報共有サービス システムベンダ向け技術解説書(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35865.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第19回 11/6)《厚生労働省》
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機関側から見た場合常に PUSH 型であり、情報を取得・閲覧する医療機関側から見た場合は常
に PULL 型となります。3 文書及び 6 情報を閲覧する医療機関等が、情報の発生元である医療
機関のレポジトリ等を参照する仕組みではないことに留意してください。
なお、PULL 型で情報を取得する際、毎回手動で取得するか、ポーリング等で常時チェックし
て追加・更新のあった情報を自動で取得するか等の取得方法は電子カルテシステム等において
選択可能です。ただし、後者の方法の場合は、あまり頻回にチェックすると、電子カルテ情報
共有サービスが処理しきれず、ダウンする恐れがあります。別途、自動取得頻度については、
運用ガイドライン等で周知します。

原則
電子カルテ情報共有サービスを導入するにあたっては、
以下 3 つの原則に準拠する必要があります。

電子カルテ情報共有サービス上で取り扱う 3 文書及び 6 情報は、FHIR 記述仕様書に準拠した
FHIR 規格(JSON 形式)で記述されます(「図 3.FHIR 規格の概要」参照)
。電子カルテ情報
共有サービスへの 3 文書・6 情報の登録、電子カルテ情報共有サービスからの取得・閲覧につ
いても、FHIR 記述仕様書に準拠した形式で行うこととなるため、電子カルテ情報共有サービ
スを導入する医療機関等は FHIR 規格への対応が必須となります。

図 3.FHIR 規格の概要

FHIR 規格は、各情報に含まれる項目を構造化した「リソース」を組み合わせることで、様々
な医療情報を精緻に表現することができ、さらに「バンドル」で「リソース」の組み合わせを
定義しておくことで、診療情報提供書や退院時サマリーを効率よく構造化して表現します。3
文書は FHIR 記述仕様に従って構造化されていることが前提であり、従来の紙文書における自
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