2023年 病院看護実態調査 報告書 (28 ページ)
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出典情報 | 2023年 病院看護実態調査 報告書(3/29)《日本看護協会》 |
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No.100 2024
4.新人看護職員に向けた対応
(1)臨地実習等に影響を受けた新人看護職員に向けた対応
新型コロナウイルス感染症発生以降(調査時点までの 1~2 年間)、学生時代に、新型
コロナウイルス感染症蔓延により臨地実習等に影響を受けた新人看護職員の育成のた
めに、教育・訓練の面で強化または工夫して実施したことを複数回答でたずねたとこ
ろ、
「技術演習」が 48.6%で最も多く、次いで「検査や処置の独り立ちまでの技術チェッ
ク」が 43.0%、
「e-ラーニング」が 37.8%、
「シャドーイング」が 37.4%、
「入職後、配属
部署以外での研修」が 26.5%であった。
表 22
新人看護職員の育成のために教育・訓練の面で強化または工夫して
実施したこと(複数回答、n=3,699)
件数
割合
技術演習
1,799
48.6%
検査や処置の独り立ちまでの技術チェック
1,591
43.0%
シャドーイング
1,385
37.4%
391
10.6%
1,397
37.8%
入職後、配属部署以外での研修
981
26.5%
その他
294
7.9%
特に対応していない
262
7.1%
新人看護職員はいない
857
23.2%
無回答・不明
79
2.1%
看護基礎教育機関が行う体験学習等の研修
(新型コロナウイルスの影響に係る看護職員卒後フォローアップ研修事業など)
e-ラーニング
また、新型コロナウイルス感染症蔓延により臨地実習等に影響を受けた新人看護職
員の夜勤の独り立ちに関して行った運用面での配慮等を複数回答でたずねたところ、
「夜勤帯に一人カウント※1 で配置するまでの期間を長くした」が 43.9%で最も多く、
「夜勤帯の独り立ち※2 後、受け持ち患者数を少数に留める期間を長くした」が 21.8%で
あった。
※1 「一人カウント」
:新人看護職員が独り立ちし、夜勤配置人数のプラスアルファではなく、一人と
してカウントできる段階
※2 「独り立ち」
:新人看護職員が、先輩の指導が無くても自身で臨床判断を行って看護実践ができ
る段階
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