2023 年 病院看護実態調査

基本給または手当の引き上げを行った病院にその理由を複数回答でたずねたところ、
「例年、一定程度のベースアップを行っているため」が 53.2%で最も多かった。また、
「急速な物価高への対応として」が 20.1%であった。
表 64 看護職員処遇改善評価料の対象医療機関ではない病院が
基本給または手当の引き上げを行った理由（複数回答、n=707）
件数

割合

例年、一定程度のベースアップを行っているため

376

53.2%

国家公務員医療職俸給表（三）級別標準職務表が改正されたため

63

8.9%

他の医療機関で、看護職員処遇改善評価料により処遇改善が図られる
ことへの対応として

99

14.0%

急速な物価高への対応として

142

20.1%

その他

145

20.5%

7

1.0%

無回答・不明

看護職員処遇改善評価料の対象医療機関ではない病院に、国家公務員医療職俸給表
（三）の見直し（2022 年 11 月 18 日改正、2023 年 4 月施行）を契機に実施・着手した
内容を複数回答でたずねたところ、「何も実施していない」が 78.3%で最も多かった。
他方、
「副看護師長・主任などの看護師長を補佐する中間管理者ポストの増員」が 4.4%、
「看護師長の処遇改善」が 4.3%、
「副看護師長・主任などの看護師長を補佐する中間管
理者ポストの新設」が 2.7%であった。
表 65 看護職員処遇改善評価料の対象医療機関ではない病院が国家公務員医療職俸給表
（三）の見直しを契機に実施・着手した内容（複数回答、n=1,904）
件数
副看護師長・主任などの看護師長を補佐する中間管理者ポストの新設
副看護師長・主任などの看護師長を補佐する中間管理者ポストの増員
看護師長の処遇改善
専門看護師・認定看護師の処遇改善
特定行為研修修了者の処遇改善
管理職ではない熟練の看護師の処遇改善
上記以外の賃金制度の抜本的な見直し
その他
何も実施していない
無回答・不明

39

51
83
82
31
21
34
99
49
1,490
69

割合
2.7%
4.4%
4.3%
1.6%
1.1%
1.8%
5.2%
2.6%
78.3%
3.6%