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【資料1-2-2】サーベイランスに関するガイドライン[680KB] (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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第2章 準備期の対応

厚生労働省における感染症流行予測調査事業の一環として、ポリオ
ウイルス及び新型コロナウイルスの下水サーベイランスを実施する。
➢ 目的
市中等でヒトから排出された唾液や糞便に含まれるウイルスを把握
することを目的とする。病原体の検索等の調査を行い、各種疫学情報
と併せて感染症の発生動向の分析を実施する。
➢ 実施方法
都道府県等の協力を得て、下水処理場の下水を採取し、新型コロナ
ウイルスゲノム量を PCR で測定する。
➢ 実施時期
通年
➢ 公表
定期的に公表
また、平時の下水サーベイランスの応用手法に関しては、様々な病原体
の下水中の検出や安定性等の基礎的な研究及び下水の採取場所(環境水、
施設排水、航空機排水等)に応じた特性等に関する研究等を実施するとと
もに、国際的な下水サーベイランスに関するネットワーク等を活用し、諸
外国等における下水サーベイランスの活用状況や研究等の情報を収集する。
(4)重症者・死亡例の把握
ア. 入院サーベイランス(指定届出機関からの届出によるもの)
➢ 目的
インフルエンザ及び新型コロナによる入院者数や医療対応を調査し、
例年と比較することにより、そのシーズンの重症化のパターン(重症
化しやすい年齢、重篤な症状の発生状況等)の概要を把握し、治療に
役立てる。
➢ 実施方法
基幹定点医療機関(全国約 500 カ所の 300 床以上の医療機関)におい
て、インフルエンザ及び新型コロナによる入院患者の年齢や、重症者
に対する検査・対応の実施状況(人工呼吸器装着の有無、集中治療室
入室の有無など)について、都道府県等は、一週間(月曜日から日曜
日)ごとに報告を受ける。国は、感染症サーベイランスシステムによ
り情報収集し、その結果を分析し、情報を提供・共有する。
都道府県等は、平時から、報告機関に対し、報告内容・方法等に関
する啓発を行う等、報告についての理解及び協力を求める。

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