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参考資料1:臨床研究・治験の推進に関する今後の方向性について2019年版とりまとめ (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43236.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第36回 9/4)《厚生労働省》
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した機能を持つ医療機関もあることから、それらの位置付けの整理や活
用についても検討すべきである。
特に、基本的考え方Ⅳ.のとおり、既存の臨床研究中核病院や製薬企業
による取組みの下では、必要とされる研究開発がなかなか進まない疾病
領域、すなわち小児疾病や難病等の重要な疾病領域の臨床研究・治験に
関しては、国として、国立高度専門医療研究センターを整備するなど、
疾病領域を特定した取組みを行っており、それらの領域に特化した拠点
の在り方について検討する必要がある。
(2)中間とりまとめまでにおける議論
我が国全体で必要とされる拠点数については、米国の CTSA(Clinical
and Translational Science Awards、現時点で約 60 施設が存在)の事
例や現状の臨床研究中核病院、橋渡し拠点や予算事業における拠点整備
を行ってきた医療機関の数を踏まえると、現状よりやや多い程度が一つ
の目安になるのではないかとの意見があった。これに対して、拠点の数
のみではなく、実施されている研究数や研究の質等も踏まえて妥当性に
ついて議論すべきではないかとの意見があった。
拠点のあり方については、以下の意見があった。
拠点外への支援は必要だが、自拠点の臨床研究の数の要件を満たす
ことが優先され、他拠点の支援まで及んでいないのが現状である。
拠点の自立を強く求められるが、リソースが足りない。必要な機能を
維持していくためには、予算面でどれだけ必要なのか検討していく
必要がある。
拠点としての機能を維持しつつ、他施設を支援するための拠点の考
え方を議論していく必要がある。
小児疾病・難病等の特定領域における臨床研究の拠点については、国
立高度専門医療研究センターなどの役割等を検討する必要がある。
これらの領域に特定した取組みのほか、他施設支援に当たっての役
割として、臨床研究中核病院以外の病院でも、例えばデータセンター
として支援の一部を担うことが可能ではないかとの意見があった。
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