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参考資料1:臨床研究・治験の推進に関する今後の方向性について2019年版とりまとめ (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43236.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第36回 9/4)《厚生労働省》
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を高めつつ、適切なリサーチクエスチョンの設定等を含め、海外におけ
る状況も踏まえ、内容の充実を図る。
CRC や生物統計家の処遇等については、特に非医療職の処遇について、
臨床研究を支援する様々な専門職がある中で、給与体系が整備できてお
らず、例えば、そのような専門職の給与体系を整備してはどうかとの意
見があった。このため、まずは実態を把握することとし、その結果等を
踏まえ、対応を検討する。
医薬品・医療機器等の研究開発における国と企業の主な役割分担のイメ
ージについては、参考1のように整理できると考える。こうしたイメー
ジを踏まえつつ、アカデミアにおける民間資金の活用を一層促進する取
組みを行う。
また、研究部門のうち採算性が必ずしも高くない部門における人材育成
に対しては、病院経営の観点から、病院長をはじめ幅広い病院関係者の
理解が得られない傾向にある。適切な理解を得ていくために、例えば、
病院機能評価等の項目の中に、研究に関する評価項目を追加することに
ついて検討を進める。
なお、我が国全体で必要とされる臨床研究・治験数及び拠点数も考慮し
た、臨床研究中核病院の承認要件における対応については、「臨床研究
中核病院のあり方」の節にまとめて記載する。
Ⅲ.リアルワールドデータの利活用促進
(1)背景・課題
質の高い診療・研究の実現や、特に高い資源投入が要求される開発後期
の臨床試験規模の適正化等を図るため、例えば臨床試験・治験で情報を
収集すると極めて高い資源投入が求められるような困難な状況におい
て質の高いエビデンスとして活用できるデータが示せる信頼性の高い
レジストリを整備し、欧米と同様、薬事分野をはじめとして、リアルワ
ールドデータの利活用の促進することが重要である。
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