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参考資料1:臨床研究・治験の推進に関する今後の方向性について2019年版とりまとめ (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43236.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第36回 9/4)《厚生労働省》
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医歯学教育に係るコアカリキュラムにおいて研究に関する項目があ
るものの、研究課題(リサーチクエスチョン等)の設定、適切な研究
手法を選択した上での計画立案、研究実施に至る流れを理解してい
る医師・歯科医師の育成が十分でない。また、臨床研究の専門家を育
成する枠組みが十分整備されているとは言えない。
同様に、看護教育をはじめとする医師・歯科医師以外の職種の教育に
おいても、研究開発に関する育成が十分でない。
なお、臨床研究中核病院は、他の医療機関における臨床研究の実施を支
援することが求められており、これまでも年間 15 件以上の支援実績を
必要としている。
(2)今後の対応等
臨床研究中核病院とその支援を受ける医療機関の役割の分担を整理し、
臨床研究支援に係る手順等を明確化するとともに、双方の臨床研究に従
事する者の交流を促進することで、相互のニーズ理解を通じた医療機関
連携の円滑化に取り組む。
これに関して、臨床研究の支援は、研究計画のデザインからモニタリン
グ等の実施支援など多岐にわたる中、全ての事項について臨床研究中核
病院が担当するのではなく、臨床研究中核病院とその支援先機関のそれ
ぞれの役割の分担を明確化することによって限られたリソースを効率
的に活用できるとともに、臨床研究中核病院とその支援先機関との連携
をより円滑にできると考えられた。
また、支援を受ける医師・研究に携わる者がその役割を適切に果たせる
よう、必要な研修事業を強化するなどの取組みを行う。
さらに、AMED や日本医師会における人材育成やリスクベースドモニタリ
ングの導入などの業務の効率化に関する活動については引き続き積極
的に推進する。また、医師の育成については、診療の合間に医師が受講
しやすくなるよう、これまでに整備されてきた各 e-Learning の利便性
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