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資料4-3 機関評価結果及び対処方針 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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評価委員会の指摘事項

各研究部の対処方針
生を受け入れており、引き続き人材育成を目指して努力していく所存です。

い。
② 研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
◆ 金属アレルギーやラテックス・アレルギーなどの原因となる接触性アレルゲン(特に







● 家庭用品による接触皮膚炎には以前より注目しており、手袋等の原因アレルゲ

新型コロナウイルス対策のために多くの人が手袋を装着するようになり、低品質の

ンについて継続して調査を実施し、関連学会及び雑誌に発表してきました。今後

天然ゴムで作られた手袋が問題になってくるのではないか)について担当するとすれ

も、社会情勢の変化や家庭用品の流通状況を注視して実態調査を行うとともに、

ば、当部になるように思われ、それも対象としてやっていかれることは可能であろう

製造業者への啓発につながるような公表方法などを検討していきたいと存じます。

か。
◆ 新型コロナウイルス感染症の出現により、ヒトの住環境での滞在様式や時間が大

● 新型コロナウイルス感染症の蔓延によって新しい生活様式が余儀なくされ、全世

幅に変化したため、それに関連してシックハウス対策の見直しが必要になるものと思

代にわたって室内滞在時間が延伸しており、これまで以上に室内空気質が重要視

われる。環境汚染物質のうち、短期的課題として取り上げているように、有機フッ素

されています。引き続き室内空気環境の安全対策に係る研究を推進していきま

化合物の汚染実態調査が進んでおらず、水道原水や水道におけるモニタリングを急

す。有機フッ素化合物による水道原水・水道水の汚染の問題に関しては、代替物

ぐ必要がある。生活環境化学物質に関して、乳幼児や小児は特有の曝露環境、発

や新規物質を含む多数の有機フッ素化合物の分析法開発に既に着手しており、厚

達期固有の生体機能を示すので、成人を対象とした曝露調査のみならず、子供を対

労省との連携の下、全国の水道原水・水道水のモニタリングを行うことを計画して

象とした曝露評価の必要性は高いと思われる。

います。乳幼児から大人まで世代により生活様式は異なっており、それぞれを対象
とした曝露評価は重要と考えており、調査研究を行って参ります。


● 新規消毒剤の開発につながる、それらの承認申請ガイドラインの策定、及び既存

◆ コロナによる様々な影響を考慮した課題を設定して研究を進めてほしい。

消毒剤の新型コロナウイルスに対する効果の情報提供策についての調査研究を



進めています。また、パンデミックによる生活環境や生活関連物質の質的量的変
化に対応する研究課題を設定したいと存じます。
③ 共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
◆ 新型コロナウイルスの感染に関わる家庭用品等の開発においては企業がさかん

● 業界団体と連携し、必要に応じて安全性に関する自主基準等の策定を促すよう

に研究しており、特に感染阻止という効能だけでは製品として十分ではなく、安全性

にしていきたいと考えています。室内空気や化粧品の試験法の国際規格の策定に

についても担保されることが必要であると企業に言って、それら企業を引き込んで共

係る研究を行っており、海外と共同研究ができる状況にあります。関連業界団体と

同研究数を増やしていくことはできないであろうか。また、海外との共同研究が無い

の協力体制を築き、グローバルな視点での研究を増やしていきたいと存じます。

ので、グローバルな情報を得るためにも共同研究ができるような関係を築いて欲し
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