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資料4-3 機関評価結果及び対処方針 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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評価委員会の指摘事項

各研究部の対処方針

②研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)






◆ 病理の解析は熟練の技と観察眼と経験によるところが大きく、ぜひこれまでの結果

● 病理組織診断のハーモナイズ及び診断名・所見名の用語の統一も、国際的にも

(その実験における投与スケジュールからプレパラート群に至るまで)をデータベース

重要な課題と認識しております。毒性病理学会の国際用語委員会にも参画して、

化していく課題を立てるべきである。この課題は国内のみならず国際的課題として進

国際標準の情報を共有しながら、国衛研で実施した試験の病理組織プレパラート

めていかれたい。AI を用いていくにしても、それをマシンに学習させるのは熟練の研

のホールスライドイメージングによるデータベース化も図る必要があると考えており

究者であるから、その研究者がリタイアされる前に早急に課題として立てるべきであ

ます。

る。
③共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
◆ 国際共同研究が原著論文としてしっかり発表されている。in vivo 実験の重要性・

● 引き続き、IARC、JECFA などの国際評価機関や ICH、 OECD などの国際管理機

必要性を整理されている点は大きい。病理試験は絶対必要なので、さらに人を育て

関の活動にも参画し、国際協調の経験を積みながら、リスク評価に資する病理評

ていく観点から、より積極的に共同研究をされたい。

価に貢献できる人材を輩出できるよう努めます。


(19)変異遺伝部


① 研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢
献を含む)




◆ 高等生物において転写マシナリーがゲノム DNA を通過することで突然変異(ゲノ

● 本課題は当部における重要な研究課題の 1 つであるが、基礎研究的要素が強く

ム DNA の塩基配列変異)が生じることを明確に示せれば、これは世界的な大発見

全容を詳らかにするには慎重にかつ多くのデータを蓄積が必要となる研究とも認

なので、ぜひここは押さえていただきたい。

識している。したがって、科学的妥当性がある新規な知見が得られれば、極力早期
に成果公表することに留意した研究活動を今後も進めます。

◆ 少人数の中、原著論文を意欲的に公表し、学会発表も積極的に行っているが、人
員が最小単位なため、技術・知識の継承が困難になってくると考えられる。人員の補

● わが国の施策にも合致する形で、今後も引き続き人材補充にむけた積極的な働
きかけをして参ります。

充が必要ではないか。
②研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
◆ エピ異変検出系の構築は応用範囲が広いと考えられる。ぜひ実用化へつなげてほ

● 発がん性評価の改善にも繋がるエピ異変検出系については、その妥当性を高め
つつ化学物質の評価に活用出来るよう(社会実装に結びつけられるよう)引き続き

しい。
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