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資料1-2 アムロジピンベシル酸塩 調査結果報告書及び添付文書 (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29305.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第19回 11/22)《厚生労働省》 |
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6.国内外のガイドライン
本邦のガイドラインにおける本薬又は Ca 拮抗薬に関する記載状況は以下の通りであった。
「妊娠高血圧症候群の診療指針 2021」
(日本妊娠高血圧学会編)には、
「妊娠初期にアムロジ
ピンを使用した症例はこれまでに 100 例近く報告があり、現時点では催奇形性を上昇させる
ことはないと考えられる」と記載されている。
「産婦人科ガイドライン産科編(2020)」
(日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会 編集・監修)
では、添付文書上いわゆる禁忌の医薬品のうち、特定の状況下では妊娠中であってもインフ
ォームドコンセントを得たうえで使用される医薬品に本薬の記載がある。また、添付文書上
いわゆる禁忌の医薬品のうち、妊娠初期のみに使用された場合、臨床的に有意な胎児への影
響はないと判断してよい医薬品に本薬の記載がある。
「高血圧治療ガイドライン(2019)」
(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 編)
では、
「ニフェジピン以外の Ca 拮抗薬を用いるときには、エビデンスが不十分でガイドライ
ンで推奨されてはいないが、病態上、他剤での降圧が困難で、母児の危険性が高い状況では
使用はやむを得ない旨を十分に説明し、適切なインフォームド・コンセントを取ったうえで
医師の判断と責任の下で用いることを検討してもよい。少なくとも Ca 拮抗薬の安全性に関
しては、20 週以降の妊婦および新生児に関して問題が少ないと考えられる」と記載されてい
る。
「心疾患患者の妊娠・出産の適応、管理に関する ガイドライン(2018 年改訂版)」(日本循
環器学会/日本産科婦人科学会)において、本薬は、妊娠中投与の疫学研究評価として「デー
タは限られるが類薬と経験から安全と考えられる」と記載されている。
なお、
「腎疾患患者の妊娠診療ガイドライン(2017)」
(日本腎臓学会学術委員会編)
、
「妊娠
高血圧症候群の診療指針 2015」
(日本妊娠高血圧学会編)には本薬又は Ca 拮抗薬に関する記
載はされていなかった。
国外のガイドラインにおける本薬又は Ca 拮抗薬に関する記載状況は以下の通りであった。
欧州高血圧学会・欧州心臓病学会のガイドライン(2018)では、妊娠前から内服していた降
圧薬のうち、Ca 拮抗薬は妊娠中も継続可能で、選択すべき薬剤の一つとして記載されている。
米国循環器学会・米国心臓協会・米国高血圧学会のガイドライン(2018)、英国の女性とこど
も医療センター、産科婦人科学会、英国およびアイルランド高血圧学会が合同で作成した
NICE のガイドライン(2019)には、妊娠を希望する高血圧女性に対する妊娠前のアドバイス
に、Ca 拮抗薬は避けるべき薬剤に挙げられていない。
なお、国際妊娠高血圧学会のガイドライン(2018)、米国産科婦人科学会のガイドライン
(2019)
、加国産科婦人科学会と加国高血圧学会作成のガイドライン(2018)には本薬又は Ca
拮抗薬に関する記載はされていなかった。
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本邦のガイドラインにおける本薬又は Ca 拮抗薬に関する記載状況は以下の通りであった。
「妊娠高血圧症候群の診療指針 2021」
(日本妊娠高血圧学会編)には、
「妊娠初期にアムロジ
ピンを使用した症例はこれまでに 100 例近く報告があり、現時点では催奇形性を上昇させる
ことはないと考えられる」と記載されている。
「産婦人科ガイドライン産科編(2020)」
(日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会 編集・監修)
では、添付文書上いわゆる禁忌の医薬品のうち、特定の状況下では妊娠中であってもインフ
ォームドコンセントを得たうえで使用される医薬品に本薬の記載がある。また、添付文書上
いわゆる禁忌の医薬品のうち、妊娠初期のみに使用された場合、臨床的に有意な胎児への影
響はないと判断してよい医薬品に本薬の記載がある。
「高血圧治療ガイドライン(2019)」
(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 編)
では、
「ニフェジピン以外の Ca 拮抗薬を用いるときには、エビデンスが不十分でガイドライ
ンで推奨されてはいないが、病態上、他剤での降圧が困難で、母児の危険性が高い状況では
使用はやむを得ない旨を十分に説明し、適切なインフォームド・コンセントを取ったうえで
医師の判断と責任の下で用いることを検討してもよい。少なくとも Ca 拮抗薬の安全性に関
しては、20 週以降の妊婦および新生児に関して問題が少ないと考えられる」と記載されてい
る。
「心疾患患者の妊娠・出産の適応、管理に関する ガイドライン(2018 年改訂版)」(日本循
環器学会/日本産科婦人科学会)において、本薬は、妊娠中投与の疫学研究評価として「デー
タは限られるが類薬と経験から安全と考えられる」と記載されている。
なお、
「腎疾患患者の妊娠診療ガイドライン(2017)」
(日本腎臓学会学術委員会編)
、
「妊娠
高血圧症候群の診療指針 2015」
(日本妊娠高血圧学会編)には本薬又は Ca 拮抗薬に関する記
載はされていなかった。
国外のガイドラインにおける本薬又は Ca 拮抗薬に関する記載状況は以下の通りであった。
欧州高血圧学会・欧州心臓病学会のガイドライン(2018)では、妊娠前から内服していた降
圧薬のうち、Ca 拮抗薬は妊娠中も継続可能で、選択すべき薬剤の一つとして記載されている。
米国循環器学会・米国心臓協会・米国高血圧学会のガイドライン(2018)、英国の女性とこど
も医療センター、産科婦人科学会、英国およびアイルランド高血圧学会が合同で作成した
NICE のガイドライン(2019)には、妊娠を希望する高血圧女性に対する妊娠前のアドバイス
に、Ca 拮抗薬は避けるべき薬剤に挙げられていない。
なお、国際妊娠高血圧学会のガイドライン(2018)、米国産科婦人科学会のガイドライン
(2019)
、加国産科婦人科学会と加国高血圧学会作成のガイドライン(2018)には本薬又は Ca
拮抗薬に関する記載はされていなかった。
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