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資料1-2 アムロジピンベシル酸塩 調査結果報告書及び添付文書 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29305.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第19回 11/22)《厚生労働省》
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狭心症
通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じ適宜増減する。

7 . 用法及び用量に関連する注意
〈錠2.5mg、錠5mg、OD錠2.5mg、OD錠 5mg〉
6歳以上の小児への投与に際しては、1 日 5mgを超えないこと。

8 . 重要な基本的注意
8 . 1 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、
高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注
意させること。
8 . 2 本剤は血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果
が認められるので、本剤投与中止後に他の降圧剤を使用すると
きは、用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与するこ
と。

薬剤名等

9 . 6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続
又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告
されている 2)。
9 . 7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした
臨床試験は実施していない。
9 . 8 高齢者
低用量(2.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与するこ
と。一般に過度の降圧は好ましくないとされている。体内動態
試験で血中濃度が高く、血中濃度半減期が長くなる傾向が認
められている 3)。
[16.6.3 参照]

シンバスタチン シ ン バ ス タ チ ン 80mg 機序は不明である。
(国内未承認の高用量)
との併用により、シンバ
ス タ チ ン のAUCが 77%
上昇したとの報告があ
る。
タクロリムス

11 . 副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、
異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を
行うこと。
11 . 1 重大な副作用
11 . 1 . 1 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害、黄疸(0.1%未満)
AST、ALT、γ‑GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれる
ことがある。
11 . 1 . 2 無顆粒球症
(頻度不明)
、白血球減少
(0.1%未満)
、血小板
減少(頻度不明)
11 . 1 . 3 房室ブロック(0.1%未満)
徐脈、めまい等の初期症状があらわれることがある。
11 . 1 . 4 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が
あらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
11 . 2 その他の副作用
肝臓

0.1%未満注 2)

A LT 、 A S T の γ‑GTP上昇、黄疸
上昇、 肝機能
障 害、ALP、
LDHの上昇

頻度不明
腹水

循環器 浮腫注 1)、ほてり 胸 痛、期 外 収 縮、洞 徐脈
(熱感、 顔面潮 房 又 は 房 室 ブ ロ ッ
紅等)
、 動悸、ク、洞 停 止、心 房 細
動、失神、頻脈
血圧低下
精神・ めまい・ふらつ 眠 気、振 戦、末梢 神 気分動揺、不
神経系 き、頭痛・頭重 経障害
眠、錐体外路
症状

本剤の代謝には主として薬物代謝酵素CYP3A4 が関与してい
ると考えられている。

消化器 心 窩 部 痛、 便 口 渇、消 化 不 良、下 膵炎
秘、嘔気・嘔吐 痢・軟 便、排 便 回 数
増 加、口 内 炎、腹 部
膨満、胃腸炎

10 . 2 併用注意(併用に注意すること)
臨床症状・措置方法

機序・危険因子

降 圧 作 用 を 有 降圧作用が増強される 相 互 に 作 用 を 増 強
する薬剤
おそれがある。
するおそれがある。
CYP3A4 阻 害

エリスロマイ
シン
ジルチアゼム
リトナビル
イトラコナ
ゾール 等

併 用によりタクロリム 本 剤 と タ ク ロ リ ム
スの血中濃度が上昇し、ス は、 主 と し て
腎障害等のタクロリム CYP3A4 に よ り 代
スの副作用が発現する 謝されるため、 併
おそれがある。併用時に 用 により タ ク ロ リ
はタクロリムスの血中 ム ス の 代 謝 が 阻 害
濃度をモニターし、必要 される 可 能 性 が 考
に応じてタクロリムス えられる。
の用量を調整すること。

0.1〜1%未満注2)

10 . 相互作用

薬剤名等

機序・危険因子

グレープフルー 本剤の降圧作用が増強 グ レープ フ ルーツ
ツジュース
されるおそれがある。 に 含 まれる 成 分 が
本剤の代謝を阻害
し、 本剤の血中濃
度 が 上 昇 する 可 能
性が考えられる。

9 . 特定の背景を有する患者に関する注意
9 . 1 合併症・既往歴等のある患者
9 . 1 . 1 過度に血圧の低い患者
さらに血圧が低下するおそれがある。
9 . 2 腎機能障害患者
9 . 2 . 1 重篤な腎機能障害のある患者
降圧に伴い腎機能が低下することがある。
9 . 3 肝機能障害患者
増量時には慎重に投与すること。高用量(10mg)
において副作
用の発現頻度が高くなる可能性がある。本剤は主として肝臓
で代謝されるため、血中濃度半減期の延長及び血中濃度­時間
曲線下面積(AUC)が増大することがある。
[11.2、16.6.1 参照]
9 . 5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間及び分娩時間が延
長することが認められている 1)。
[2.1 参照]

臨床症状・措置方法

エリスロマイシン及び 本 剤 の 代 謝 が 競 合
ジルチアゼムとの併用 的 に 阻 害 さ れ る 可
により、 本剤の血中濃 能性が考えられる。
度が上昇したとの報告
がある。

CYP3A4 誘 導 本剤の血中濃度が低下 本 剤 の 代 謝 が 促 進
するおそれがある。
される 可 能 性 が 考

えられる。
リ ファン ピ
シン等

筋・骨
格系

筋緊張亢進、筋痙攣、関節痛、筋肉
背痛


泌尿・ BUN上昇
生殖器

ク レ ア チ ニ ン 上 昇、勃起障害、排
頻尿・夜間頻尿、尿管 尿障害
結 石、 尿 潜 血 陽 性、
尿中蛋白陽性

代謝異


血清コレステロール
上昇、CK上昇、高血
糖、糖 尿 病、尿 中 ブ
ドウ糖陽性

血液

赤 血 球、 ヘ モ グ ロ 血小板減少
ビン、白血球の減少、
白血球増加、紫斑

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