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【資料3】医薬品等行政評価・監視委員会における海外調査(令和4年度・欧米の薬事制度に関する調査) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32109.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第11回 3/23)《厚生労働省》
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患者代表プログラム⑤
医薬品&リスクマネジメント諮問委員会

患者代表参加の例

2020年9月、オピオイドの使用・乱用・中毒・過量摂取が増加している社会情勢を受けて、
オキシコンチン(一般名: オキシコドン)の新剤型(濫用防止製剤)*が公衆衛生に及ぼす影響を評価
*濫用では錠剤を粉砕し水に溶解して注射することが横行⇒水分を吸収するとゲル化する徐放製剤へ改良
審議の概要
オキシコンチン新剤型による中毒の継続的リスクを医療従事者、患者に周知することが重要である。
新剤型は非経口経路での乱用を抑止するように見えるだけで、全体的な乱用や中毒のリスクを減じる効果は示されていない。

審議事項1
オキシコンチンの新剤型(Reformulation)
が、元の製剤と比較して、1つ以上の非経
口投与による乱用を有意に減少させたこと
を現存するエビデンスで証明できるか?
YES 20, NO 7, 棄権1

審議事項1 YES!
術後に450MME*、現在で
も150MME(150錠)の
オピオイドを服用する11
人の孫のいる患者として
は、製品管理に規律(監
視や乱用を防ぐ働き)が
存在するということ自体
に意味がある
*MME(Morphine Milligram Equivalent):
モルヒネミリグラム等量

審議事項2

審議事項3

オキシコンチンの新剤型が、元の製剤と比
較して、この製品の全体的な乱用を有意に
減少させたことを証明できるか?

オキシコンチンの新剤型が、元の製剤と比
較して、オピオイドの過量摂取のリスクを
有意に減少させたことを証明できるか?

YES 2, NO 26, 棄権0

YES 1, NO 26, 棄権1

審議事項2 NO!
薬剤を粉砕しても過量放
出(dose dumping) され
ないというメリットは評
価できるが、これについ
てはNO以外の投票がで
きるデータが見当たらな


審議事項3 NO!
販売数全体の割合や、前
述の他の交絡因子などを
考慮すると、この質問に
「YES」と答えるのはほ
ぼ不可能である。 とはい
え、この製品をキャビ
ネットに入れている者と
して、私はこの製品があ
ることをうれしく思う、
代替品よりも安全な製品
であると考える。

患者代表の意見
※使用者の立場から発言
23

https://www.fda.gov/media/144165/download
https://www.fda.gov/media/143918/download