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総ー3○個別事項(その9)について (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00228.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第569回 12/1)《厚生労働省》
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重症新生児に対する看護師の配置について
○ 看護体制の強化がNICUにおける予後の改善やインシデントの減少につながるという報告があり、重症新
生児に対して、看護配置を手厚くすることを推奨しているものもある。
○ 新生児医療に係る文献において、以下のような報告がある。
・ 医療的なインシデントの発生は患者に対する看護師の配置比率が高いときにより低かった(Beltempo 2018※1)
・ 在胎29週未満又は出生体重1,000g以下の児では、患者に対する看護師の配置比率が高いときに死亡や重
大な合併症の割合が低かった。 (Beltempo 2018※1)
・ NICUで看護師と患者が1:1のケアを受ける日数が少ないと死亡率が上がった。 (Watson 2016※2)
○ NICUにおける看護師と患者の比率を、以下のように患者の重症度ごとに示した推奨がある。
(Association of Women’s Health, Obstetric and Neonatal Nurses 2022)

看護師一人あたりの患者人数

患者の重症度

1人

外科処置中、手術の直前・直後

1人

複数の臓器システムの治療中

1-2人

集中治療(常に看護師と心肺モニターが必要)

2-3人

中間ケア(1日に6-12時間の看護ケアが必要)

3-4人

継続ケア

出典: ※1 M Beltempo et al. Association of nursing overtime, nurse staffing and unit occupancy with medical incidents and outcomes of very preterm
infants. Journal of Perinatology(2018) 38, 175-180
※2 S I Watson et al. The effects of a one-to-one nurse-to-patient ratio on the mortality rate in neonatal intensive care a retrospective,
longitudinal, population-based study. Arch Dis Child Fetal Neonatal Ed. 2016 May;101(3) ,F195-200

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