総ー3○個別事項(その9)について (73 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00228.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第569回 12/1)《厚生労働省》 |
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概要
○ 多くの市町村では、3歳児健診(法定健診)以降、就学時健診まで健診がない。乳幼児への切れ目のない母子保健の提供のため、
社会性発達の評価、発達障害等のスクリーニング、健康増進を目的とした、5歳児健診の標準化・体制整備が必要。
(4~6歳児健診について、公費負担を実施している自治体は15%(令和3年度母子保健課調べ) )
○ 特別な配慮が必要な児に対して早期介入を実施することで、保護者の課題への気づきや生活への適応が向上する可能性が指摘され
ており、5歳児健診により学童期の不登校発生数が減少したという研究結果もある。
○ 5歳児健診において所見が認められた場合に、必要な支援につなげる地域のフォローアップ体制が重要。
今年度、研究班で健康診査票・問診
票を作成し、関係団体に意見照会中。
今後、成育医療等分科会で議論。
5歳児健診
地域のフォローアップ体制
地域のリソースを使った支援体制(受け皿)を構築
専門相談
問診・診察・評価
・ 情報集約(過去の健診結果、
家庭環境、保育所情報等)
・ 発達等の評価
・ 困り感の把握
・ 保護者への説明 等
【健診に関わる職種の例】
小児科医師、保健師、
心理職、保育士、教育職、
作業療法士・運動指導士 等
保護者との共有
・ 健診後の不安の傾聴
・ 保護者の気づきを促す
・ 多職種による助言
健診後
カンファレンス
多職種による評価、
支援の必要性の検討
地域のフォローアップ体制に係る課題
保健センター
◆ 保健師による相談
◆ 保育所等の関係機関
との情報共有
保健
児童発達支援センター等
◆ 通所系、訪問系支援、
相談支援等
◆ 環境調整等
こども 福祉
医療 (家庭・保育所等)
専門医療機関等
◆ 診察・治療
◆ 小児科医等
(小児神経科医、児童精神科医、
子どもの心専門医等)
教育 教育委員会、学校等
◆ 保健・医療・福祉との連携
◆ 環境調整等
○ 医療のキャパシティ強化 ⇒
発達障害の診察ができる医師の養成、医療機関の体制強化。診療報酬についても別途検討
○ 福祉との連携強化
⇒
児童発達支援センターと母子保健の連携強化、福祉の支援体制強化 (障害報酬を含む)
○ 教育との連携強化
⇒
保育園、幼稚園、学校等、教育委員会等との情報共有、保健・医療・福祉と連携した 個別の支援・配慮
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