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参考資料3 がん対策推進基本計画中間評価報告書(平成27年6月) (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24471.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第78回 3/16)《厚生労働省》 |
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Ⅱ 全体目標についての進捗状況
1 がんによる死亡者の減少
(目標の詳細)
平成 19(2007)年度に掲げた 10 年間の目標である「がんの年齢調整死亡
率(75 歳未満)の 20%減少」について、年齢調整死亡率の減少が鈍化して
いることを受けて、平成 24 年度から5年間で、新たに加えた分野別施策を
含めてより一層がん対策を充実させ、がんによる死亡者を減少させることを
目標とした。
(進捗状況及び指標測定結果)
前基本計画策定の際に得られていた平成 17(2005)年のがんの年齢調整
死亡率(75 歳未満)である 92.4(人口 10 万対)を 100%とすると、平成 25
(2013)年の同死亡率は 80.1 であり、86.7%に相当する。
平成 27(2015)年までに同死亡率を 73.9 とすることが目標であるが、国
立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター(以下「がん対
策情報センター」という。)の分析では、1975 年から 2013 年までのデータ
に基づく平成 27(2015)年の同死亡率の予測値は 76.7 であり、目標達成が
難しいと予測されている。平成 19 年に前基本計画を策定するにあたり、目
標である同死亡率 20%減少については、喫煙率半減、がん検診受診率 50%、
がん医療の均てん化を実現することにより、達成することができるとされて
いたが、喫煙率及びがん検診受診率がその水準に到達していないことが目標
達成が難しい要因として指摘されている。がん医療の均てん化については、
現在、同センターでその進捗状況を調査中である。さらにがん種別の死亡率
の推移について検討を行ったところ、肝がんについては死亡率の減少が加速
傾向にあり、2005 年から 2015 年の間で死亡率が 47.9%減少すると予測され
ている。胃がんについては死亡率の減少は同程度であるものの、30.8%減少
と死亡率が大きく減少すると予測されている。一方、肺がん・大腸がんにつ
いては死亡率の減少傾向が鈍化しており、それぞれ 7.5%、9.1%の減少に
とどまる見込みである。また、乳がんについては増加していた死亡率が横ば
いとなる見込みである。子宮頸がんについては死亡率の増加が加速傾向にあ
り、2005 年から 2015 年の間で死亡率が 5.9%増加すると予測されている。
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1 がんによる死亡者の減少
(目標の詳細)
平成 19(2007)年度に掲げた 10 年間の目標である「がんの年齢調整死亡
率(75 歳未満)の 20%減少」について、年齢調整死亡率の減少が鈍化して
いることを受けて、平成 24 年度から5年間で、新たに加えた分野別施策を
含めてより一層がん対策を充実させ、がんによる死亡者を減少させることを
目標とした。
(進捗状況及び指標測定結果)
前基本計画策定の際に得られていた平成 17(2005)年のがんの年齢調整
死亡率(75 歳未満)である 92.4(人口 10 万対)を 100%とすると、平成 25
(2013)年の同死亡率は 80.1 であり、86.7%に相当する。
平成 27(2015)年までに同死亡率を 73.9 とすることが目標であるが、国
立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター(以下「がん対
策情報センター」という。)の分析では、1975 年から 2013 年までのデータ
に基づく平成 27(2015)年の同死亡率の予測値は 76.7 であり、目標達成が
難しいと予測されている。平成 19 年に前基本計画を策定するにあたり、目
標である同死亡率 20%減少については、喫煙率半減、がん検診受診率 50%、
がん医療の均てん化を実現することにより、達成することができるとされて
いたが、喫煙率及びがん検診受診率がその水準に到達していないことが目標
達成が難しい要因として指摘されている。がん医療の均てん化については、
現在、同センターでその進捗状況を調査中である。さらにがん種別の死亡率
の推移について検討を行ったところ、肝がんについては死亡率の減少が加速
傾向にあり、2005 年から 2015 年の間で死亡率が 47.9%減少すると予測され
ている。胃がんについては死亡率の減少は同程度であるものの、30.8%減少
と死亡率が大きく減少すると予測されている。一方、肺がん・大腸がんにつ
いては死亡率の減少傾向が鈍化しており、それぞれ 7.5%、9.1%の減少に
とどまる見込みである。また、乳がんについては増加していた死亡率が横ば
いとなる見込みである。子宮頸がんについては死亡率の増加が加速傾向にあ
り、2005 年から 2015 年の間で死亡率が 5.9%増加すると予測されている。
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