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別紙2○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00067.html
出典情報 先進医療会議(第130回 3/7)《厚生労働省》
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令和6年2月 21 日
「マイクロ波凝固による経皮的前立腺癌病巣標的化焼灼術(整理番号B138)」の
有効性・安全性にかかる評価について
先進医療技術審査部会
座長

竹内



京都府立医科大学附属病院から申請のあった新規技術について、先進医療技術審査
部会で安全性・有効性について検討を行い、その結果を以下の通りとりまとめたので
報告いたします。
1.申請医療機関からの申請に基づく先進医療の概要
先進医療の名称:マイクロ波凝固による経皮的前立腺癌病巣標的化焼灼術
適応症:限局性前立腺癌
内容:
(概要・先進性)
一般に、遠隔転移がなく、癌が前立腺内に限局している前立腺癌を有する患者に対し
ては、前立腺の全体を対象とする治療(前立腺全摘除術)が標準的に施行されている。
しかしながら、前立腺全摘除術を実施した場合には、合併症・副作用が前立腺周囲臓器
の機能不全(性機能不全 10-57%、尿失禁 8-21%)等に及ぶ場合が少なくない。そこで、
治療対象を前立腺の一部、すなわち、癌周辺のみに限局して標的化する局所治療(癌標
的化治療)を行えば、
「癌の制御」と「臓器機能温存」という2大目標を両立して達成で
き、その治療に関連する有害事象・副作用も軽減し、現状の標準的治療に比べて患者の
生活の質の向上が見込める。
本研究では、前立腺に限局する、臨床的意義のある前立腺癌をもつ男性患者を対象と
して、マイクロ波手術器を用いた医療技術「癌病巣標的化マイクロ波凝固治療」の安全
性と有効性を検証する。
○主要評価項目:
以下の1)血清指標かつ2)画像指標かつ3)病理組織指標の達成
1) 手術後3か月または6か月における血清 PSA 値の手術前からの 50%以上の減少
2) 手術後6か月の MRI 画像において標的とした前立腺癌病巣が PI-RADS カテゴ
リー3以下(判定困難かつ治療後変化を含む)
3) 手術後6か月の前立腺針生検による標的とした前立腺癌病変の病理組織診断に
おいて癌組織を認めない

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