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別紙2○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00067.html
出典情報 先進医療会議(第130回 3/7)《厚生労働省》
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【別添2】
「マイクロ波凝固による経皮的前立腺癌病巣標的化焼灼術」の期待さ
れる適応症、効能及び効果(申請書類より抜粋)
3.期待される適応症、効能及び効果
適応症:限局性前立腺癌
効能・効果:
臨床的に治療すべき限局性前立腺癌(Clinically significant cancer:CSca)が、本治療により、消
失あるいは癌制御されること。同時に、性機能の温存・尿禁制(尿漏れなし)が維持されること。
結果、現行の侵襲的な前立腺全体治療による治療関連合併症である術後腹圧性尿失禁や性機能障害を
回避し、低侵襲で短期間の入院加療が可能な新しい治療選択肢を提供する。加えて、高齢男性患者で、
手術の代替治療として日本で広く実施されている(根治治療ではない)ホルモン治療(去勢治療)を回
避し、薬物治療に伴う性機能不全・骨粗鬆症・認知症などの副作用を回避し、高齢男性の生活の質の向
上とともに医療費削減効果も期待できる。
<申請医療機関における実績>
先行研究名称:局所限局性前立腺癌に対する癌標的化マイクロ波熱凝固治療のパイロット試験
(jRCTs052190026)
簡潔な要約:臨床研究法下の特定臨床研究として実施した。登録期間 2019 年 6 月~2020 年 3 月までで
目標症例数 5 例を達成し、6 ヵ月の観察を行い、5 例全例が本治療に関連する重篤有害事象なく実施さ
れ、マイクロ波凝固術による病巣標的化治療の安全性が確認され、かつ、標的化病巣の画像評価で、術
前可視化された病巣の消失を 5 例全例で認め、2021 年 4 月に終了届出書を厚生労働大臣へ提出した。

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