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資料2 看護学教育モデルコアカリキュラム改訂に向けた調査研究の報告 (11 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラムの考え方
一般社団法人日本看護系大学協議会

1.看護学教育モデルコア・コア・カリキュラム改訂の背景
⚫ 保健師助産師看護師学校養成所指定規則は、教育内容と単位数が示され、コンテンツ基盤型教育として看
護学教育の質保証に貢献してきた。日本の看護系大学の多くは、指定規則を踏まえたコンテンツ基盤型教
育が実施されてきた。
⚫ 2018年中教審答申は、2040年の社会を予測不可能な時代ととらえ、その時代を生きる人材育成像とし
て「普遍的な知識・理解と汎用的技能を文理横断的に身につけ、時代の変化に合わせて積極的に社会を支
え、論理的思考力を持って社会を改善していく資質を有する人」を高等教育に求めた。それを実現するた
めに、大学は「学生が何を身に付けたか」と卒業時の学生の質保証が求められた。
2. 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の趣旨
⚫ 経済協力開発機構(OECD)はDeSeCoプロジェクト(1999~2002年)等によって、経済界が求める
キー・コンピテンシーを明示し、これを機に、コンピテンシー基盤型教育は世界の潮流となった。
⚫ 中教審は、2008年答申では学士力のコンピテンシーを示し、2018年「2040年に向けた高等教育のグラ
ンドデザイン」答申では 、コンテンツ基盤型教育からコンピテンシー基盤型教育への転換を求めた。
⚫ 日本看護系大学協議会(JANPU)は、5群の実践能力とサブ能力20項目を提案し(2011年)、これに加え
て6群25項目のコアコンピテンシーを提案した(2018年)。
⚫ 中教審答申(2016年)を受けて、大学は卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)として、卒業まで
に学生が身に付けるべき資質・能力を明示し、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーと共に公表
してきた。
⚫ 国外では、American Association of Colleges Nursing (AACN)が、The Essentials: Core
Competencies for Professional Nursing Education を発刊した(2021年)。
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