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資料2 看護学教育モデルコアカリキュラム改訂に向けた調査研究の報告 (12 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラムの考え方
一般社団法人日本看護系大学協議会

2-3. 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の意義
⚫ 「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」(大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会,2017
年)は、看護実践能力の修得に必要な学習目標を提示した。
⚫ 指定規則の全ての教育内容は内包され、卒業時点で必要となる看護実践能力が示されたことは意義深く、
コンピテンシーを参照したカリキュラムであったが、コンピテンシー基盤型教育としては不十分であったた
め、今回改訂が必要である。
3. コンピテンシー基盤型教育の実現に向けて
⚫ コンピテンシー基盤型教育は、「学修者がどのような看護職に育っているか」のアウトカム重視の評価であ
り、学修者が習得すべきスキルが明確に示された学修に対する「アウトカムベースのアプローチ」である。
⚫ アウトカムの設定は、看護実践能力の評価と看護実践場面での看護成果を明示することであり、コンピテ
ンシーに基づくアウトカムを設定することは、看護実践能力が可視化される。
⚫ アウトカムとしての学修成果の到達度を新人看護師の実践能力とし、シームレスに看護学基礎教育におけ
る複数時点で段階的に到達度を設定することで、学修成果と実践能力の評価が可能となる。

⚫ 看護実践能力は、「知識・スキル・態度・価値観、思考・判断・表現力」を統合しパフォーマンスとして示され
るので、各段階の到達度に対して、評価基準・評価項目を設定する。
⚫ 臨地実習前の資質・能力の測定ツールとして共用試験(CBT)・客観的臨床能力試験(OSCE)が信頼性、妥
当性等がある。看護実践能力の評価基準を策定し、基準への到達状況を測定する試験問題作成・評価シス
テムを構築することが必要である。さらに、測定ツールの信頼性と妥当性を担保する必要がある。
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