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資料2 看護学教育モデルコアカリキュラム改訂に向けた調査研究の報告 (25 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の概要
8.継続的に検討すべき事項・注釈

一般社団法人日本看護系大学協議会

8-3.2040年へ向けた健康レベル、提供の場に関する考え方の変化への対応
⚫ 資質・能力について、臨床看護師に求められる実態を反映しているものとなった。同時に、資質・能力の網羅
性とスリム化のバランスを取ることに難渋した。
⚫ 健康レベルについては、有識者より網羅性に対する意見もあり、急性期、慢性期、回復期や緩和ケア期など
の示し方のみでは網羅できない現状があった。本改訂では、健康レベルを「各期(急性期・周術期・緩和ケア
を必要とする時期・回復期・リハビリテーション期・慢性期・重症化予防を必要とする時期)」としたが、これは
暫定的なものであり、2040年に向けて、医療・介護・福祉等の現状を踏まえ、見直しを必要とする。
⚫ 看護提供の場について、①どこまで網羅するか、②医療機関における看護と在宅領域における看護は異な
る資質・能力として示す必要があるのか等も模索した。本改訂では、 基本方針に鑑み、本質的に簡素に求め
られる能力として網羅し、体系化することに尽力した。看護提供の場は、今後更に多様化し拡大することが
予測されるため、それにより求められる資質・能力も変化すると考えられる。
⚫ 本改訂では、従来求められてきた教育内容よりも充実している。高度な看護実践の基盤となる幅広い知識
を獲得できるよう、継続教育として行われている特定行為研修の学修内容の基盤部分の一部が含まれ、生
涯教育にも資する内容となっている。
⚫ 今後、関連法や制度改正に沿って又は一定の期間で、資質・能力や教育内容を見直す必要がある。

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