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資料2 看護学教育モデルコアカリキュラム改訂に向けた調査研究の報告 (19 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の概要
6.看護学教育の質保証に向けた課題とモデル・コア・カリキュラムによる提案の方向性

一般社団法人日本看護系大学協議会

6-3.改訂の方法論(続き)
⚫ 「教育内容案」は、Chat型AIによる2回の大規模調査の質問項目、臨床業務従事者が認識する「看護職の業
務 」 、 「 現 代 の看 護 職 に 要 求さ れ る 資 質 ・能 力 」 、 「 現 代の 看 護 職 に おけ る 課 題 」 及び 「 Entrustable
Professional Activities(EPA)」のうち、「看護職の業務」及び「EPA」に関するデータの収集・分析を
行った。また、看護師として求められる基本的な資質・能力を身につける上で、必要な教育内容となる知識
や技術に関して、Chat型AIの第1・2回調査のデータ収集では飽和しなかった項目を既存資料によりデー
タ収集し、別表化したものを「教育内容案」とし、第3・4回調査での意見を踏まえて修正案を作成した。
⚫ 「資質・能力案」「到達度案」「教育内容案」など「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」骨子案に対してフィー
ドバック検証を行った。これは、コンピテンシー基盤型教育によるアウトカムの設定、知識・スキル・態度・価
値観及び思考・判断・表現力を統合したパフォーマンスとして学修成果を示すこと、学修成果の可視化に
よって看護職としての看護実践能力を測定する示唆を得るものである。

⚫ コンピテンシー基盤型教育を実現するためには、コンピテンシーに基づく学修方略と評価基準の開発が必要
であり、アウトカムを設定すること、その評価と測定方法が必要であり、「資質・能力案」、「到達度案」及び「教
育内容案」の検討が必須であった。また、これらをもとに、看護学教育や看護学実習の質保証や評価を可能
とするブループリント(設計図)の検証・作成を行った。
⚫ 最終段階として、これまでの調査協力者である有識者に、資質・能力案のスリム化、学修目標の作成、卒業時
点・各領域実習前時点での到達度、臨地実習時点の指導レベルの見直しなどを依頼し、意見集約した上で最
終的な資質・能力案、学修目標、及び到達度とし、改訂案とした。
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