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資料2 看護学教育モデルコアカリキュラム改訂に向けた調査研究の報告 (17 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の概要
6.看護学教育の質保証に向けた課題とモデル・コア・カリキュラムによる提案の方向性

一般社団法人日本看護系大学協議会

6-3.改訂の方法論

⚫ 看護学教育コアカリ改訂は、一般社団法人日本看護系大学協議会(JANPU)が、文部科学省令和5・6年
度先導的大学改革推進委託事業「看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に向けた調査研究」として
実施した成果報告書に基づくものである。
⚫ コンピテンシー基盤型教育に基づく看護学教育コアカリとするために、卒業後に求められる看護師の基本
的資質・能力(コンピテンシー)を明確化した上で、看護学基礎教育において段階的に必要なコンピテン
シーと評価基準を提案する必要がある。そのために、看護教員、臨床看護師、高度実践看護師等を対象と
して、Chat型AIを活用したデルファイ法によるデータ収集を実施し、さらに専門家による合意形成を
図った。その結果、 「資質・能力案」は、第1階層11分類、各分類に対する第2・3・4階層として1,130の資
質・能力が得られた。
⚫ 「資質・能力案」に対してさらに分析し「到達度案」及び「教育内容案」を作成した。これらは、卒業時点を
2040年に看護学生が学修成果の目標(学修目標)を到達すると設定し、評価時期(マイルストーン)を設
定した。「資質・能力案」に対する「到達度案」は「①卒業時点でどのような資質・能力がどの程度求められ
るか(到達度)」、卒業時点で看護職の資質・能力を育成するためには「②各専門領域の臨地実習時点では、
どのような指導の下、どのような実践の到達を求めるか」、臨地実習で実践するためには「③各領域実習
前時点では学内の講義・演習でどのような能力の獲得がどの程度求められるか」の到達度をMillerのピ
ラミッド(Does, Shows How, Knows How, Knowsの4段階)に基づき示した。

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