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10 研究開発局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (19 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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海底地震・津波観測網の運用

令和7年度要求・要望額
(前年度予算額

背景・課題
✓ 南海トラフや日本海溝沿いでは規模の大きな地震の発生が想定されており、ひとたび発生すれば地震・津波に
より甚大な人的・物的被害の発生の恐れがある。
✓ 津波警報や緊急地震速報等は、海溝型の地震について陸上の地震計のみで地震の規模や津波の高さ等を
推定することは精度に限界がある。
⇒ 海底地震・津波観測網により地震や津波をリアルタイムに直接検知し、早期に精度の高い情報を提供する。

事業概要

【事業スキーム】



補助金

防災科学技術研究所

N-net

DONET

S-net

南海トラフ地震の想定震源域西側

南海トラフ地震の
想定震源域東側

東北地方太平洋沖を
中心とする日本海溝沿い

(高知県沖~日向灘)

• 令和6年7月 沖合システム試験運用開始
• 令和6年度中に沿岸システムの整備を完了
• 令和7年度より本格運用開始

(熊野灘・紀伊水道沖)

15億円
15億円)

【関連する主な政策文書】
「国土強靱化基本計画」(R5.7.閣議決定)
大規模災害時のリアルタイム被害情報を地図上で
集約・分析・共有できる統合災害情報システムや、
陸海統合地震津波火山観測網(MOWLAS)、
放射線監視体制の整備・強化等に加え、SNS 等
も活用して官・民双方からの情報収集・集約機能
の強化を図る

【これまでの成果】
✓ 関係府省・自治体・民間企業に観測データを提供。気象庁の津波警報や緊急地
震速報、地方自治体の津波即時予測システム、新幹線の緊急停止にも活用。
✓ 研究機関・大学等の地震調査研究に活用

ケーブル式海底観測装置(地震計・水圧計)

津波警報への貢献

緊急地震速報への活用

【期待される成果】
✓ 津波即時予測システムの展開及び津波情報提供の高精度化・迅速化
… 津波の早期検知:今までは地震計により津波の発生を推定、沿岸域の
検潮所等で津波を検知していたが、N-netにより、高知県沖~日向灘
では、これまでより最大20分程度早く津波を直接検知できる
✓ 南海トラフや日本海溝沿いで発生する地震像の解明とシミュレーション技術の
高度化を通じた巨大地震発生評価
✓ 臨時情報の裏付けとなる地殻活動の現状把握と推移予測 他

MeSO-net
首都圏

高精度な津波即時予測

地震像の解明とシミュレーション技術高度化

(担当:研究開発局地震火山防災研究課)

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