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10 研究開発局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (9 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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令和7年度要求・要望額
40億円
(前年度予算額
39億円)
※運営費交付金中の推計額含む

次世代航空科学技術の研究開発

経済社会の発展及び国民生活の向上のために航空が貢献していく未来社会デザイン・シナリオの実現に向け、①我
が国の優位技術を考慮した研究開発戦略、②異分野連携も活用した革新技術の創出、③出口を見据えた産業界
との連携の3つの観点を踏まえた研究開発を推進する。
【主なプロジェクト】
○既存形態での航空輸送・航空機利用の発展に必要な研究開発

2,319百万円(2,686百万円)

航空機や航空運航における安全性、信頼性、環境適合性、経済性等の社会の流れを踏まえた共通の要求への対応を追
求するとともに、航空を取巻く「より速く」、「より正確に」、「より快適に」、 「より無駄なく」といったユーザー個々のニーズに細かく
対応した高付加価値のサービスを提供可能とする技術の研究開発を推進する。
➢ 脱炭素社会に向けた航空機のCO2排出低減技術の研究開発として、革新低抵抗・軽量化機体技術、水素電動エン
ジン技術の研究開発を実施するとともに、SAF(Sustainable Aviation Fuel、代替航空燃料)の適用範囲拡大等
に資するエンジンロバスト運用技術の研究開発を実施する。
➢ 超音速機の新市場を拓く静粛超音速機技術の研究開発として、全機ロバスト低ブーム設計技術及び統合設計技術の
研究開発を実施する。
➢ 運航性能向上技術の研究開発として、低騒音化技術及び運航制約緩和技術の研究開発を実施する。

革新低抵抗・軽量化機体技術

運航性能向上技術

○次世代モビリティ・システムによる更なる空の利用に必要な研究開発

302百万円(506百万円)

災害・危機管理対応における無人機(ドローン)の活用や、“空飛ぶクルマ”による人間中心の交通ネットワークを実現する
ため、その基盤となる技術の研究開発を推進する。
➢ 有人機を置き換え可能な信頼性・航続性能・脱CO2性を有する無人機を開発する。また、空飛ぶクルマの実用化を念頭
に、平時においても多種多様な航空機の効率的な運航を可能とする超高密度運航管理技術の研究開発を実施する。

○電動ハイブリッド推進システム技術の研究開発

1,335百万円(663百万円)

航空機の燃料に拠らず航空機の燃料消費量の大幅削減を実現し、世界の航空産業の持続的発展に貢献するとともに、
国内航空機産業の発展に繋がる新事業領域を開拓するため、電動ハイブリッド推進システム技術の研究開発を推進する。
➢ JAXA独自の胴体尾部ファン形態を採用したシステムコンセプトについて、その有効性(全機性能向上)を評価するとと
もに、主要構成要素となる電力源システム及び電動ファン駆動システムを開発・実証する。

超高密度運航管理技術

電力源システム
(エンジンで発電)

電動ファン駆動システム
(モータでファンを駆動)

電動ハイブリッド推進システム技術

(担当:研究開発局宇宙開発利用課)9

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